サンジェイ・グプタさんの『SHARP BRAIN たった12週間で天才脳を養う方法』
を読みました。
著者のサンジェイ・グプタさんは脳神経外科医であり、
さらに CNN のチーフ医療特派員でもあるとのこと。
すごい人ですね…。
そんな著者だから、脳に関する様々な研究について取材して
この1冊にまとめ上げてくれたんですね。
序盤は脳に関する様々な研究から
どんなふうに日常を過ごせばいいかなどのアドバイスが
たくさん書かれています。
遺伝よりもライフスタイルが大切なことは
すでにいろんな本で取り上げられています。
とりわけ運動・睡眠・食事、あとは『生きがい(Ikigai)』。
著者は沖縄に長く滞在した経験があるそうで、
そこでこの「生きがい」という言葉をよく聞いたそうです。
自分が生きる意味・目的を持つことで脳の健康を保つことができると
現地の人を見ていて感じたそうです。
中盤では、タイトルにもなっている
「天才脳を養う12週間プログラム」が書かれています。
運動をすること、新しいことに挑戦すること、
睡眠の環境を見直すことなどを
12週間かけて少しずつクリアしていきます。
個人的には意外とできていてよかったな、という感想でした。
終盤はアルツハイマーについて。
アルツハイマーそのものについても詳しく書かれていますが、
家族などの近しい人がアルツハイマーになってしまったときに
どうしたらいいかなども書かれていました。
日本では介護にまつわる事件を聞くことがありますが、
外国でも同じように女性に介護の負担が集中してしまって
問題になっているそうです。
素晴らしい取り組みをしているケア施設も紹介されていますが、
値段はやっぱりお高いですね…。
私の今の目標の1つに
「できる限り寿命と健康寿命を一致させる」
というのがあります。
そのために毎日運動していると言ってもいいです。
少しでも長い間しっかりした脳でいたいものですね。
Kindle Unlimited で読みました。
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