仮面病棟

読んだ本

知念実希人さんの『仮面病棟』を読みました。
知念さんの本は『硝子の塔の殺人』以来です。

硝子の塔の殺人
知念実希人さんの『硝子の塔の殺人』を読みました。 知念さんの本は初めて読みました。この『硝子の塔の殺人』はハウダニット系の推理小説で、今年読んだものだと『体育館の殺人』や『眼球堂の殺人』のようなどうやって殺したかを推理していく小説です。 面...

仮面病棟は映画化されたときのプロモーションとかを何度か見たので、
はじめから速水先生を坂口健太郎さんで想像していました。
確か、相手役の女の子が永野芽郁ちゃんだったよね?
ということで、川崎愛美さんを永野さんで。
読んでいる最中に Wikipedia で配役を確かめたんですが、
映画版では『愛美(まなみ)』が『瞳(ひとみ)』に変更された、と。
その時はなんとも思わなかったんですが、
終わってからは「なるほどなー」と。
瞳のほうがわかりやすいか。
あと、田所院長が高嶋政伸さん…?
なんとなく、伊武雅刀さんあたりを想像していたんですが…。
だって、「きれいに禿げ上がった初老の男」って…。
(伊武さん、勝手に想像して申し訳ありません)

主人公の男性医師速水は、
アルバイトで週一回当直をしている田所病院に
先輩の代理で当直をしに来ました。
病院に着いてしばらくすると、
同じく当直をしている看護師から電話があり
1階に呼び出されます。
そこにはピエロのマスクを被った人物が立っていて、
その足元には銃で打たれて腹に傷を負った女性が倒れていました。
速水はすぐに手術を行い、
その女性・愛美の傷を縫合します。
そこからピエロはこの病院に立てこもりました。
院長の田所、当直の女性看護師2名、
速水と愛美の4人は、
なぜピエロがこんなことをしているのかの謎を解き明かそうとします。
そのうちに、看護師の佐々木の遺体が発見されて…。

『ピエロのマスク』…私とっても苦手なんですよね…。
ピエロ恐怖症まではいかないんですけど。
マックのドナルド、セカオワの方なんかも苦手です…。
マックは最近ドナルド見ないからいいんですけど。
まぁ、物語でピエロが出てくると、大体悪い役だし。
今回はピエロの『マスク』ということで入れ替わりを疑っていたんですが、
それはなかったみたいですね。
でも、「手術室に2つの手術台」はすぐに分かりました。
『金田一少年の事件簿』の『金田一少年の殺人』ですね!

エピローグまできっちり『事件』していて、気が抜けませんでした。
まぁ、そこまできちんとやってくれたことに
快哉を叫びたい気持ちもちょっとだけありますが…。
『犯人』はこのあとどうやって生きていくんでしょうか…?
気になる。
知念さんは『病棟シリーズ』として
もう1冊『時限病棟』というのを出してらっしゃるんですが、
これには書いてないだろうな…わかんないけど。
まぁ、書いてあろうがなかろうが読むと思います。

Kindle Unlimited で読みました。

さちこ

40代2児の母。2011年からフリーランスやってます。東京の東の方在住。
第一子が発達グレー男児で、彼が将来彼の妹に迷惑かけずに生きていけるよう、日々奮闘中です。

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