川村元気さんの小説版『8番出口』を読みました。
川村さんの小説は初めてです。
今日から映画が公開ですね。
息子とその話をした時に、彼が「絶対見に行きたい」と言ったんです。
そうしたら、娘も入ってきて「私も行く」と言うもんで。
2人きりにするとケンカをするので、私もついて行かなければいけなくなってしまいました。
でも私、ホラー映画は本当に苦手なんです…。
以前、大泉洋さんの主演の『アイアムアヒーロー』を見に行ったんですが、内容をある程度把握してたにも関わらず、マキタスポーツさんがご乱心したあたりで貧血気味になり…。
そのまま映画館を出たんですけど、廊下で倒れてしまいました。
しばらくテレビでマキタスポーツさんを見ると、ちょっと気持ち悪くなってしまって…。
今は平気ですけど。
そんなことがあったので、ちゃんと予習していかなければいけないと思いました。
ゲームはまあ、息子がやっていたのを見ていたので、内容はなんとなくわかります。
…『内容』ってなんだろう、とは思いますが…。
でもやっぱり不安だったので、ノベライズはないかなと探したところ、ありました。
今は個人的に中山七里祭り開催中なんですが、割り込みで読むことにしました。
あのゲームを、よくここまでストーリーに展開したなー、という印象です。
想像していたよりもりずっとおもしろかったです。
ただ、小説は短めでした。
1時間かからないで読み終えてしまいました。
実際に私はプレイしていないんですが、息子が遊んでいるのを見ていました。
なので、『8番出口』がどういうゲームなのか、というのは知っています。
やっていくうちに、何と言うか、どんどん疑心暗鬼になっていくというか…。
本当に、本当に何も異変はないのか? と。
細かく細かく見ていってしまって、それが本当に合っているかもわからなくて、先に進むのがものすごく怖いんですよね…。
ゲームはそういう雰囲気なんですが、その持ち味をうまく出しているな、と思いました。
「異変がない方が怖い」というのは、とてもおもしろいですよね。
正直、主演の二宮くんと小松菜奈ちゃんが同級生…という設定は…無理があるんじゃないかな…と思うんですけど…。
映画でもやっぱりそうなんですよね?
まあ仕方ないのかな…。
二宮くんは、まぁ若く見えますけど…。
私が就職したあたりも氷河期と言われていました。
ちょうど転職したあたりはリーマンショックでした。
そのときも大変だったと思うんですけど、『東日本大震災』と『コロナ禍』というのはものすごいコンビですよね。
気持ちは、少しかもしれませんが、分かります。
一緒に過ごしていた友達が急にいなくなってしまった虚しさ、心に穴が開いたような感覚。
幸いにもまだそういう辛さを味わったことはないんですが、きっと癒えるには長い年月がかかるんでしょう。
それでもいつもと変わらぬ毎日を送っていたけど、急に『子供』ができたことで、日常が日常でなくなってしまったようです。
とても混乱していて、そんな中で8番出口の迷路に迷い込んでしまった、という導入は、なかなか雰囲気が出ているなと思いました。
通常、私たちの毎日って、ほぼ同じことの繰り返しですもんね。
すでにある意味『8番出口』ですもんね。
厳密に言うと、もちろん毎日違うことが起きてるんですけど、そこに気づけないと「毎日毎日おもしろくない」ってそのまま流してしまう感じになってしまいます。
それがまさに8番出口ですね。
しかも、最後まで読んでも、ものすごくすっきりするっていう感じではなく、結局そのことに気づけたという感じで終わります。
でもまぁ、これからは少し違う人生を送れそう、みたいな、ちょっとした希望のようなものが見えたような気がします。
途中で出会った子供ですが、本当に将来の自分の子供なのか、その辺はわからないですし勝手に想像してくれっていう感じですかね。
でも、その子に会えたことで、考えや行動が変わったというのも事実ですね。
ただ、「おじさん、なんかかわいそうだな」と思ったのと、「二宮くんも十分おじさんだよなぁ…」とという気持ちは拭えませんでした。
いや、私はどちらかというと、二宮くん好きですよ。
でも、私と3・4つしか違わないし、『お兄さん』かぁ…と思ってしまっただけですよ。
映画、楽しみです。
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