騒がしい楽園

読んだ本

中山七里さんの『騒がしい楽園』を読みました。
先日の『闘う君の唄を』の続編です。

闘う君の唄を
中山七里さんの『闘う君の唄を』を読みました。中山さんの小説は先日の『連続殺人鬼カエル男ふたたび』以来です。 今回の話はきつかったです…。途中で読むのやめようかなと、何回か思いました。今回の主人公は喜多嶋凛という女性、幼稚園教諭として働き始め...

今回の主人公は、前回の凛ではなく、
凛の同僚で年少組の隣の担任だった神尾舞子。
…私また読む順番を間違えてしまったみたいで…、
神尾舞子は中山七里さんの『おやすみラフマニノフ』に
出てきている人物のようです。
確かに、音大でオーボエを吹いていたと言っていました。
以前読んだ『連続殺人鬼カエル男ふたたび』の巻末にあった
人物相関図にも、『おやすみラフマニノフ』のページに
彼女の名前がありました。
…いやー、これ便利ですね、マジで。
人物相関図だけ見ても素晴らしい価値だわ。

連続殺人鬼カエル男ふたたび
中山七里さんの『連続殺人鬼カエル男ふたたび』を読みました。先日の『連続殺人鬼カエル男』の続編です。 初っ端から前回の黒幕の御前崎教授の家が爆破され、そこから御前崎教授の粉々になった遺体と『カエル男』の犯行声明文が発見されます。そして、前回の...

物語の冒頭では、前回の『闘う君の唄を』とおんなじ展開でした。
おもしろいですね~。
しかも、今回は秩父ではなく世田谷が舞台です。
系列の幼稚園に異動した彼女が、秩父で一緒だった池波先生とともに
今回の謎に巻き込まれていきます。
しかも、今回はこの園の園児が殺されてしまいます。

…まぁ、今回もいろいろモヤッとするところはあります。
前回の秩父のときもそうですが、幼稚園児だけで塾に行くとか…。
うちは東京の東側で世田谷みたいな高級住宅街とは違いますが、
それでも幼稚園のうちは一人で外出、ないわー。
世田谷だってないと思う…。
あとは、先生の見廻り。
…させるのか? まじで?
先生ってただでさえ大変なのに? 午前0時?
しかも、事件が起きてしまったからって、
あんなにマスコミから責められるの???
その2つはちょっとモヤッとポイントでした。

それ以外はあるかもしれませんね。
騒音とか、待機児童とか。
『欠員』が出たからってソッコーで電話かけてくる母親、
めちゃ怖いわ…。
でもまぁ、いないとは言い切れない。

あとは、すべてのことが最後に繋がっていたのが
やっぱりすごいなーと思いました。
やはり中山さんです。おもしろかった。

上にも書きましたが、『おやすみラフマニノフ』は未読です。
『さよならドビュッシー』から始まる岬洋介シリーズは
まだ1冊も読んでいないんです。
次はこれなのかなー。まだまだたくさんありますねー!

Kindle Unlimited で読みました。

さちこ

40代2児の母。2011年からフリーランスやってます。東京の東の方在住。
第一子が発達グレー男児で、彼が将来彼の妹に迷惑かけずに生きていけるよう、日々奮闘中です。

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