日向夏さんの『薬屋のひとりごと 10』を読みました。
先日の『薬屋のひとりごと 9』の続刊です。
表紙は何やら難しい顔をしている猫猫です。どうしたのか…と心配したんですが、なるほど確かに顔をしかめたくなるような大変な状況でした。
ついに、ついにきてしまいましたね…。私は農業に携わった経験がないので、蝗害がどんなものなのかの実感はないんですが、以前読んだ『羆嵐』で蝗害について触れられていました。
…というか、『呪術廻戦』の10巻の『蝗GUY』のところで『羆嵐』の話題が出てたから読んだんだった。なんだかぐるぐる周っているような気がします。
わずか数ページだったし、そのあとの熊の話が恐ろしかったのでそこまで蝗害の印象は強くありませんが、それでも今まで住んでいた土地を離れざるを得なくなるほど大変な災害なんですよね。
『薬屋のひとりごと』でもずっと蝗害対策をがんばってきましたが、ついにきてしまいました。そして、凄まじい勢いでした。これ、子供の頃とかに経験したらトラウマになっちゃうでしょうね。Wikipedia の蝗害のページには『2007年に関西国際空港2期空港島で(省略)3,884万匹のトノサマバッタが確認された』とあるので、農作物被害ではないもののかなり最近でも起こっていることを知りました。怖い。令和の世になっても、いまだにこういうことに悩まされるものなんですね…。自然は厳しいです。
玉葉后の兄・玉鶯の、何やら不気味な感じがひしひしと伝わってくるようで、それも別の意味で怖いですね。人気取りがうまいというか、このまま乗っ取られてしまいそうな、嫌な感じがします。壬氏さまは人がいいみたいなので、それもまた心配の種になってしまいますね。
猫の毛毛に続いて家鴨の舒鳧、面梟や山羊など、次々と新しいマスコットキャラクターが登場しますねー。蝗害で食糧難になって食用にされないといいのですが…。
こんなつらい状況でも、壬氏さまは猫猫が大好きなのが、ちょっとホッとします。落ち着かないと2人の中も進展しないでしょうからねー。まぁ、落ち着いても進展するかどうかはわかりませんがね…。
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