能面検事の奮迅

読んだ本

中山七里さんの『能面検事の奮迅』を読みました。
先日の『能面検事』の続刊です。

今回の話は、現実にあった『森友学園問題』を彷彿とさせるような内容でした。
小説内では、過去の事件を隠そうとした結果として描かれていました。

本文中にもあったんですが、自分の『地位』とか『名誉』とか『お金』とか、そういう繋がりじゃない、もっと強固なつながりっていうのは、本当に『厄介』ですね…。
この2人だって、すべて眼前に突きつけられるまでは絶対に白を切り通そうとしていたわけで、今回はたまたまいろいろと運が重なってこういう結果に持っていけた、というところはありました。

にしても、この間読んだ『越境刑事』もそうでしたが、どこの国にもゲスみたいな野郎はいるわけですね。

そういう人の餌食となり犠牲者になってしまった人たちというのは、本当にたくさんいるんでしょうね…。
今回の彼女の場合、おそらく『真相』として書かれていたように、『本人』がやったのではなく『駆けつけてきた人』が凶器を振り下ろしたんだろうなと思いまました。
それを見てしまって、今際の際になってもそれが心残りで、誰かにお願いせずにはいられなかったんだろうな、と。
お願いを聞いた2人は、しばらく支援を続けていた…と。
もちろん許されないことをしてしまってはいるんですが、すごく心を打たれました。

しかし、それこそ本文中にもありましたが、『同じ大学で学んだ人間なんだから記憶力も同じぐらいのもの』とは言っていたものの、片や大阪地検で検事になっている人、経済産業省で役人として活躍している人もいれば、その一方でヤクザになるような人もいるわけなんですね。
マンモス大学というのはそういうものなんですねー…。
私が卒業した大学は、ギリギリ単科じゃないレベルの小さな大学だったので、正直あんまり想像できない部分ではあります。

不破さんみたいに公務に実直で、ある意味マシンと化していて、丁寧に迅速に作業を続ける人もいれる。
一方で、横から突然人の手柄をかっさらおうとするような厚顔無恥な人もいる。
まあ、いろんな人間がいるもんだ、と思いました。
まぁ、私自身は不破さんみたいな人に尋問されて黙っていられるはずがないと思うので、やっぱり悪いことはしないようにしようと思いました。

今回岬検事が出てきていました。
『パパ』である岬さんを見た後に検事の姿を見ると、「本当に同じ人なのかな…」と思ってしまいますね…。

まぁ、誰しも会社での顔と自宅での顔は違うとは思いますが。
それにしても極端ですけどね。
それもまた、おもしろかったです。

Kindle Unlimited で読みました。

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さちこ

40代2児の母。2011年からフリーランスやってます。東京の東の方在住。
第一子が発達グレー男児で、彼が将来彼の妹に迷惑かけずに生きていけるよう、日々奮闘中です。

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