鬼の哭く里

読んだ本

中山七里さんの『鬼の哭く里』を読みました。
中山さんの小説は『アポロンの嘲笑』以来です。

事件の真相については、正直予想通りでした。
雨もすごかったわけですし、証拠なんか残らないだろうな、という感じです。
それに関しては大人二人も分かってると思いますし、そういう行動に出てしまったことを咎めることもないでしょうから、きれいさっぱり忘れるか墓場まで持っていけばいいと思います。
ただ…大人になってから彼らを追いかけて行くのは、諦めた方がいいんじゃないかな…と思いました。
心機一転、誰も知らない土地でがんばればいいんじゃないかな…。

呪い・祟りについては、『金田一少年の事件簿』の『聖恋島殺人事件』の話をなんとなく思い浮かべたので、「そういう感じかな」と予想はしていました。
しかしまぁ、体の弱い老人が多かったとはいえ、音だけで人を殺せるというのは、なかなかすごいことですよね。
まー、半端ないくらいの大音量なんでしょうね…。

田舎の閉鎖的な感じというか、排他的・よそ者を嫌う感じは、まぁなんとなく想像がつきます。
学生まで住んでいた仙台はそこまで田舎ではないですが、両親の田舎である秋田の村ですと、本当に噂が一瞬で巡る感じです。
まぁ、そもそも若い人もいないですけどね…。
驚くほどご老人にしか会わないので…。
なので、今回の村は比較的若めの人がいる分まだいいんじゃないかな、なんて思っちゃいました。
器物破損とかそういう嫌がらせについては、まぁあるある展開というか。
同じ中山七里さんの『ワルツを踊ろう』という小説があるんですが、それの最後の方とこの『鬼の哭く里』の最初の方が、なんかすごくかぶるな…と思いました。
『ワルツを踊ろう』は…まぁ何というか気持ち悪い村だな、という感じでした。
結局、『真犯人』もまあ『祟り』にあたったというか、そういう感じになっちゃいました。
最後の最後で種明かしがされた分、ちょっとすっきりしない終わり方ではありました。
その展開が、こっちでは最初だったのでね…。
なかなかハードな開始シーンでしたね。
最近読んだ『殺戮の狂詩曲』に近い感じかもしれません。

まぁ、まだ若いんですし、今まで搾取されてきた分、気にしないで外に向かって行ってしまえばいいんじゃないかな、と思いました。
『毒親』なんて言葉がよく言われますが、今回は結構そんな感じでした。
お母さんはきっと、1人で生きていけると思います、なんだかんだ言って。
というか、そこでしか生きていけない人だと思うから、放っておけばいいんだと思います。
自分の将来を大事にしてほしいな、とおばさんは思いました、はい。
法律的には許されないかもしれないですけど…。
バレてないから、多分大丈夫です、これからまっすぐ生きていけばいいんです。

Kindle Unlimited で読みました。

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さちこ

40代2児の母。2011年からフリーランスやってます。東京の東の方在住。
第一子が発達グレー男児で、彼が将来彼の妹に迷惑かけずに生きていけるよう、日々奮闘中です。

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