入間人間さんの『嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん 幸せの背景は不幸』を読みました。
みーくんまーちゃんの第1巻です。
入間人間さんの小説は初めてです。
Kindle のおすすめにあがってきていて、「タイトルは知ってるなー」と思い、確認したら全巻 Kindle Unlimited で読めるようなので読んでみました。
表紙の女の子もかわいいし、軽い気持ちで。
…やばいっすね、これ。
登場人物、だいたい全員壊れてるじゃないですか。
全部で12巻あるようなので、ここからしばらくみーくんまーちゃん祭りが続きます。
主人公の『僕』は、同じクラスの女子美園マユを追跡し、彼女の家に押し入ったところでマユに向けて「まーちゃん」と呼びかけます。
マユははじめは訝しむものの、その呼び声を聞いて「みーくん!」と叫び、『僕』が何者なのかを認識します。
みーくんとまーちゃんが住む町では、8年前に誘拐事件が起きていて、その被害者がみーくんとまーちゃんたったのでした。
『再会』の日から程なくして、『僕』とまーちゃんは彼女の家で同棲を始めます。
が、そこに住んでいるのは『僕』とまーちゃんの他に小学生の兄妹が2人。
その兄妹は、「失踪か誘拐か」と世間で騒がれている2人なのでした。
もーね、かわいそうな子どもたちばっかり。
『軽い気持ち』で読み始めちゃダメな小説ですねー。
全部読むけどさ。
語り口はライトな感じなんですが、文章の内容はとても重いです。
いろんなパロディというかネタが散りばめられていて、ちょっと笑います。
その笑顔は続かないですけどね…、つらい。
あと、『僕』はよく痛そうなことになるんですが、どうやら死なないらしいです。
それを心の支えにして、読み進めていきたいと思います。
…本当に死なないんだよね?
Kindle Unlimited で読みました。
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