独断と偏見

読んだ本

二宮和也さんの『独断と偏見』を読みました。
二宮さんの本は初めてです。

映画『8番出口』を見に行く前に、ということで小説版の『8番出口』を購入したとき、サジェストに上がってきていた本です。
私自身、物心ついたときから…いやちょっと言いすぎかな、小学校低学年くらいからジャニーズのファンだったんです。
だから、もちろん嵐のことも好きなんですね。
ただ、私の『推し』は別の人なんです。
なので、二宮さん…「ニノ」のことも、ドラマとかがあれば見ていましたし、彼自身ゲーマーだと公言しているので、それもあってファンではあります。
ですが、筋金入りのファンの人には言えない程度のファンです。
特に最近はジャニーズの人達が出ているバラエティ番組もあまり見ないですし(テレビ自体あんまり見ていない)、雑誌とかもまー買わないので、こういう本が出るというのをそれまで知りませんでした。
しかも、新書。
渋いですね…。

なので、今回のこの本が「どの程度『彼の言葉』だけなのか?」というのは、その取材状況を見ていないからわからないんですが。
(人によっては、かなり記者さんがリライトしている本もあると思うので…)
もし、これが本当に100% 彼の言葉なんだとしたら…ものすごくいろんなことを考えている人なんだな、とちょっと驚いてしまいました。
自分のことを、冷静に『商品』として考えていて、受け取り手・ファンの人たちに「いいかに楽しい気持ちになってもらうか」ということを、ものすごく真面目に真剣に考えてる人なんだな、と。

二宮さんは、2023年に旧ジャニーズ事務所を辞めて独立したとのこと。
…もはや、事務所が空中分解してしまった感じなので、誰が所属していて誰が独立したのか、全然キャッチアップできていないし、もうキャッチアップする元気もない、というのが本音です…。
二宮さんが独立していることも、正直あまりよく覚えていなかったくらいでした。
二宮さんは、独立してからもいろんな仕事されていますね。
新しい方だと、この間見た映画『8番出口』。
脚本や演出などにもかなり積極的に関わってたようです。
デビューから見ていた身としては、「そういうことにまで関わる事ができる俳優さんになったんだなー」と、なんだかしみじみしました。

『ジャニーズ事務所』について二宮さんが感じていることも書かれていました。
中でも、「ジャニー北川に謝ってほしい」と書いてあったところは、結構印象的でしたね…。
『呼び捨て』だったのでちょっとびっくりしました。
私も小学生、それこそ1年生辺りから『光 GENJI』のファンになり、それからはずっとずっとジャニーズを応援し続けてここまで来ました。
「ジャニーズ事務所で『そういうこと』がある」みたいな噂はもちろん聞いたことがありましたが、どこか遠い世界の話だと思っていましたし、特に地方に住んでいたので全然実感も湧いていなかったです。
…別に、東京に住んでいたときでも何もできませんでしたけど。
それが今回、『そういうこと』が明るみに出て、もちろん社長だけではなく他の人たちもいろいろ関わっていたとか、そういう話を聞くたびにものすごく悲しくなりました。
なんだかちょっと、今までの自分を否定されたような、そんな気持ちになっていたのも事実です。
実際に誰がどこまで関与していたかという知らないですし、正直あまりもう知りたくもないなと思ってしまっています。
今回、二宮さんのこの「謝ってほしい」という、短いけれどもはっきりとした言葉を彼の口から聞けた(読んだんですけど)ことで、なんだか私自身がちょっとだけ救われたように思えました。

あとは、二宮さんが竹内結子さんのことを好きだった、というのは知らなかったです。
竹内結子さんは私と同い年で、とても好きな女優さんです。
ジャニーズの人たちとも結構たくさん共演していて、そういう意味でもよく見る女優さんでした。
私は1月生まれの早生まれなんですが、竹内さんは4月1日生まれで学年の最終日なんですよね。
そういう諸々から、勝手に親近感を持っていたんです。
…なので、あんなことになってしまって、当時は本当にショックでした。
正直、今でも思い出したり写真を見たりすると泣けてきます。
「どうしてこんなことになっちゃったのかな」って、答えの出ない問いですね…。
確か東野圭吾さんの『手紙』という小説だったと思うんですけど、「どうして自殺をしてはいけないのか」みたいなことが書いてありました。
私はその小説にすごく共感をしたんですが、やっぱり「残された人がずっと囚われてしまってつらい」というのもあるんですね。
彼女に会ったことがない私でさえこんな状態なんですから、もっと近しかった人は今でもきっとずっとつらい思いをしてるんでしょうね。
今回、二宮さんが、しっかりと「やっぱり自殺はダメだ」と「怒っている」と発言していました。
それを見て、「あぁ、私も怒ってたのかな」って気づいたというか…。
彼女が出ていたドラマの原作本を見たり、ふとなにかの拍子に思い出したりして、悲しいと同時にモヤモヤした気持ちをずっと持ってたんですけど。
それって、私も怒りたかったのかな、と思いました。
なんだか、そういうことを『言語化』してもらえて、よかったなって思いました。

他にもたくさん、二宮さんの考えや言葉が書かれていました。
表紙に『哲学』って書いてあって、最初は正直「大げさすぎるだろう」と思わなくもなかったんですけど、読み終えて納得できました。
彼の生き方や考え方など『哲学』と言って差し支えないものがびっしりと詰め込まれていて、なんだか本当にすごい人なんだなと改めて思いました。

二宮さんは『嵐』という日本一と言っても過言ではないグループの一員です。
でも、デビュー当時は、とっても失礼なんですが、「なんか同じような身長の子たちで集まったグループだな」と思っていました。
それがどんどん力をつけていって、徐々に大きな影響力を持つグループになっていきました。
こういう風に1人1人がしっかり自分を持って、もちろん自分のために、それから嵐というグループのために、各々一生懸命仕事をするという気持ちをちゃんと持っていたわけですね。
この先はどうなるかわからないですけど、今のところちゃんと5人とも自分のやりたいことをやれているみたいですし、がんばって欲しいなと思います。
新鮮な驚きがたくさんありました。
読んでよかったなと思います。
これからも応援していきたいです。
がんばってください。

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さちこ

40代2児の母。2011年からフリーランスやってます。東京の東の方在住。
第一子が発達グレー男児で、彼が将来彼の妹に迷惑かけずに生きていけるよう、日々奮闘中です。

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