伊坂幸太郎さんの『777 トリプルセブン』を読みました。
先日の『AX アックス』と同じ『殺し屋シリーズ』です。
いやぁ、おもしろかったです!
今回は前回の『AX アックス』ではなく、その前の『マリアビートル』に似たような感じで、ホテルの中で目まぐるしく展開が変わっていくスピーディーな小説でした。
『マリアビートル』からの続投で、今回も『天道虫』こと七尾くんが出ていました。
…なんせ、今までざっくざくと人が死んでいるわけで。
『AX アックス』の主人公の兜も死んでしまっているわけですから、今回こそ七尾くんは死んでしまうのかな…と思ったんですけど、なんと! 死ななかったんです!
本当に、本当に強運ですね…。
今回も槿(あさがお)についてさらっと触れられていたので、彼は何気に皆勤賞ですかね。
あと、「兜はいい業者だった」みたいな話があったので、ちょっとしんみりしました。
毎回思うんですけど、ネーミングセンスがすごいよな、と。
『マクラ』と『モウフ』の2人組で『布』って、すごくないですか…?
『六人組』っていうのは意外とひねりがないなと思いましたけど、これはこれでジワジワ来る感じです。
全員『年号』(?)で、それもおもしろかったですよね。
そして。
まさか蓬長官が悪い人だとはまったく思っていなかったです…。
彼が『遭遇』した2つの事件が、彼が『創造』したものだったというも、まったく考えていなかったので、本当にびっくりしました。
それから、乾が実は『いいやつ』だったってこと…?
なんかもう、いろんなことがぐるぐるしすぎて、展開が早くて。
読み終わった時点で本当にちゃんと理解できているのか、すごく不安です(笑)。
でも、本当に目まぐるしい展開ですごかった…!
しかし、今回もたくさん死んでしまいましたね…。
あと、新聞記者の人はかわいそうでした。
『六人組』に関しては、まー正直「ざまあみろ」っていう気持ちが強いですわ。
新幹線の時の『王子』に感じたものと同じような感情です。
わざとヘイトを集めるようなキャラクターにしたんでしょうかねー。
『コーラ』と『ソーダ』の2人組は…悪い人ではなさそうだったんですが、なんだか意外とあっけなくログアウトしてしまって、寂しかったです。
このシリーズって、本当に『GANTZ』並みにサクッと人が死ぬので、本当に油断ならないですね。
その中でも、今回『六人組』が全員死んでしまったのはまぁいいとして(笑)、それ以外には『コーラ』と『ソーダ』、それから新聞記者さんでしょうか。
…それなりに多かったですけど、「まぁこれぐらいの被害で済んだのか」という気持ちもありますね。
「何目線だ」という感じですけど。
『六人組』の武器が全員『吹き矢』というのもなんだかワクワクしました。
『吹き矢』といえば、『HUNTER×HUNTER』にもそんな人がいましたね。
あと、最近で言えば『岬洋介シリーズ』の『いまこそガーシュウィン』でも楽器を吹き矢の筒として利用している人物がいました。
「銃よりも警戒されにくく音も出ない」という利点は、なるほどなと思いました。
…まぁ、私には役には立たない情報ですけど。
しかも、対人間に限りますよね…。
最近ちょっと話の熊には…うーん。
最後に乾が「モウフとマクラだったら信頼できる」みたいなことを言っていました。
もっと早くに、比較的善良な市民である紙野ちゃんを信頼しておけば、こんな事態にはならなかったのでは…? と思うんですが…。
そして、すべてが終わった後。
ココさんが生きててよかったなーと思いました!
で、最後に食べたチーズケーキ、あれは紙野ちゃんのやつなんですよね?
ということは、そこの厨房でパティシエとして働いている、ということなんでしょうか?
一応願いは叶ったようでよかったです。
今も一緒に乾といるんでしょうかね…?
彼が「本当は悪い人じゃなかった」というのが本当なのであればいいんですけど…。
『2人』がお幸せになっているのかはわからなかったですが、紙野ちゃんの幸せを願います。
その、紙野ちゃん。
例の『記憶の能力』は『探偵学園 Q』 のメグと同じ『瞬間記憶能力』ですよね?
メグも「忘れたいことも忘れられなくてつらい」と言っていたシーンがありました。
やっぱりそうなんだろうな、と。
長く生きれば生きるほど、忘れたいこともたくさん増えてくるでしょうに、それを全部鮮明に思い出せるというのはつらいですよね…。
紙野ちゃんも、そんな能力のせいで『こちらの世界』に足を踏み出してしまうことになりました。
『布』の2人組も、なんだか不思議な運命というか、かわいそうな経緯でしたね。
今はどう思っているんでしょうか?
彼女たちはもう開き直って「このままこっちでがんばっていく」と決めているってことでいいんでしょうかね?
ついこの間までは普通の OL だったにも関わらず、気が付いたらこういう世界にどっぷり、というのは、私からしてみると不幸なんじゃないかなと思ってしまいます。
まぁ、価値観は人それぞれですかね。
にしても、七尾くんは本当に強運の持ち主ですよねー。
普段不運なのは、「そこでバランスを取っている」ということで、もう諦めたらいいと思います。
なんだかんだで、彼ほど強運な人ってなかなかいないんじゃないかな、と。
新幹線からも脱出できましたし、今回も死ななかったですし、本っっっ当ーーーによかった!
『マリアビートル』の時も気になったんですが…結局真莉亜とは別に『そういう関係』ではなく、ただのビジネスパートナーというだけ、なんでしょうか?
結局今、何歳ぐらいなんでしょうか?
…七尾くん、なんだかとっても好きなので、再登場を切望します!
Audible で読みました。
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