長岡弘樹さんの『教場2』を読みました。
先日の『教場』の続刊です。
前回の『教場』に続き、今回も警察学校の話です。
前回は『第98期』、今回は『第100期』です。
これは1年で1期?
警察官の採用は年2回だから、1年で2期分でしょうか?
今回も短編集の形式で、6話ありました。
1つ目は『創傷』。
医師から警察官というのは本当に異例のキャリアですねー。
それでいて、いわゆる『ノンキャリ』ってこと、ですよね?
そりゃー正直、周りの人では『勝負』にならないんじゃないかな…と思ってしまいます。
この人のように、別の進路から警察官を目指すという人もいるわけなので、20代半ばぐらいの人も結構多い学校ですね。
いろんな人のいろんな思いが絡み合っていて、普通の『高校』『大学』よりも数段「怖いな」と思います。
基本的に、みんな警察官に採用されるような人たちなので、体が頑丈な人たちばっかりですから余計にね…。
今回巻き込まれてしまった桐沢くんは本当に不運だな、と。
全然悪くないのにね…。
2つ目は『心眼』。
これは正直驚きました。
『創傷』でも書きましたが、20代半ばぐらいの人が多い学校で…やってることが『小学生レベル』じゃないですか。
あと、せっかく採用試験に受かって、これからがんばって研修を受けて…というときなのに、こんなことで退校になってしまうなんて…。
本当にもったいないし、バカだなと思ってしまいます。
3つ目は『罰則』。
これは、やりたくなってしまう気持ちもわからないでもないです。
でも、警察という組織の関係上、『上の人は絶対』でしょうし、仕事の性質から理不尽なことが起きるのもしょっちゅうでしょうから、そういうのに耐えていくためにも『必要な悪』なんだろうな、とは思います。
まぁ、自分が実際その立場になったら、自制することはとっても難しいとは思ういますけどねー…。
4つ目は『敬慕』。
2人の女性にフォーカスが当てられていました。
1人は容姿端麗、自分に自信があり、選ばれることに慣れている女性。
もう1人は、アルバイトとはいえプロレスラーをやっていたという異色の経歴の持ち主ながら、手話というおもしろい特技も持っているがんばり屋さんの女性。
…気持ちはわかるなー。
風間さんって、なんだかんだいってきっとかっこいいですよね…。
メガネもかけてるし…(私は眼鏡好きです)。
学校をやめざるを得ない事情はかわいそうですが、新しい環境でもきっとがんばってくれると思います。
まぁ、もう風間さんには会えないでしょうけどね。
この日々をいい思い出にしてほしいな、と思いました。
5つ目は『机上』。
私も推理小説は好きですけど…。
実際の殺人現場というのは一体どういうものなんでしょうね。
行ってみたいような気もするし、絶対に行きたくないような気もします。
どちらかと言うと後者…かな。
推理小説みたいに「謎が謎を呼ぶ」みたいな現場なんてそんなにないだろうな、とは思いますが、そこからいろんなヒントを見つけ出して犯人逮捕につなげていくというのは、、本当に大変で地道な作業だなと思いました。
最後は『奉職』。
警察学校時代の成績が、そんな後々まで事あるごとに参照されるとは思っていなかったです。
まぁ、実務・現場に投入されてしまえば、こういう『画一的な基準で測られる』というシーンがほとんどなくなりますね。
だからこそ、警察学校の間の成績というのは貴重なのかもしれないな、とは思いました。
桐沢くんが総代だろうな、と。
だって…仕方ないですよねー…。
元・医師なんだから頭いいでしょうし。
でも、美浦くんがそこまで総代にこだわる『理由』が最後に分かって、なんだかすごいなと思ってしまいました。
やはり、そこまでして警察官になりたい人もいるんだな、というのと、そういう熱い想いを持っている人にやっていただけたらありがたいな、とも思います。
『教場』シリーズはまだありますね!
すべて買ってありますから、また次も読んでいきます。



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