堀もとこさんの『悪口を言われても気にしない人の考え方』を読みました。
堀さんの本は初めてです。
以前から私の Kindle のサジェストに上がっていて、ちょっと気になっていた本でした。
表紙が結構ゆるかわな感じ絵だったので、「スピリチュアル系だったらちょっと嫌だな」と思ったんですが、そんなことはなくきちんと心理学などに基づいて書かれた本でした。
著者の堀さんは、30歳を過ぎてから再び大学に入って心理学を勉強し直したという強者です。
元々自分の考え方や物の見方が嫌だと思っていて、一念発起したとのこと。
素晴らしいですね…。
この本のサブサブタイトルは『「思考のクセ」との向き合い方。』です。
そこにもある通り、思考のクセというのは自分が日常的にしてしまっていて、いつの間にか歪んでしまっているものなんだと思います。
誰からも指摘されなければずっとそのままですし、それによって心の病などにもなってしまうわけで、自分で生きづらくしてしまっているということもあるかもしれないですよね。
それをどうやれば『正常』に近づけることができるか。
それを、エビデンスを元に書かれている本でした。
精神科医の樺沢先生もよくおっしゃっていますが、「『事実』と『自分の感情』とをちゃんと別にして考えよう」ということが、本書にも何回も書かれていました。
中でも気になったのは、「悪口はガソリン」というところです。
ガソリンは大体4つぐらいのタイプに分けられるようなのですが、悪口もそれに当てハマるとのこと。
『軽油』は軽油専用の車にじゃないと入れてはいけない『身内ネタ』みたいなものですし、燃料のかさ増しのためにレギュラーガソリンに灯油なんかを混ぜたりする『粗悪ガソリン』タイプで『どうでもいい』という考え方もあって、なるほどおもしろいなと思いました。
『ハイオクガソリン』タイプの悪口であれば、言われた瞬間はカチンとくるかもしれないですが、よく考えて自分の悪いところを見直すきっかけとしていけば、有意義に使うことができます。
そういうことを、ちゃんとできるようになっていきたいですねー。
あとは、気にしなくていいものは気にしないような受け止め方、ですかね。
さらっと流す。
これも、樺沢先生がおっしゃっていることですね。
やろうと思ってすぐできることではないですけど…。
いわゆるスルースキルというやつなんですかね。
ケースごとにいろいろな対処法が書いてあって、「そうだよなー」と深く納得できるものもたくさんありました。
やっぱり、事実と自分の感情を切り分けて考えられるようにしていきたいなと思います。
本書の中ですごく印象的だったのが、「高校生の男の子が、同じ塾の女の子が自分のことを『エヴァンゲリオンみたい』と言っていた」というくだりです。
女の子は、どうやらその男の子が主人公のシンジくんに顔に似ているということから、そう言ったらしいんですが…。
本人は「シンジのようにウジウジのした性格だと思われている」と曲解していたという話でした。
私がここを読んだときは、エヴァンゲリオン初号機のように、ちょっと背が高くて、猫背でガリガリの体型なのかな、とそっちの印象だったんですけど…。
「『エヴァンゲリオン』と『シンジ』くんは別物だよ」と、その女の子にお伝えしたいなと思いました。
あと、シンジくんはイケメンですからね。
性格もかわいいと思いますよ。
喜んでほしいと思います。


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