幽霊男

読んだ本

横溝正史さんの『幽霊男』を読みました。
先日の『女王蜂』の続刊です

なんかすっごくたくさん人が殺されてしまいました。
しかも、みんな女性で、ヌードモデル。
そして、多分本人には落ち度がない感じですよね…。
なんだかとても残酷でした。
ただ、『ヌードモデルの紹介所』とか『ストリップ劇場』とか、なんかエロスな雰囲気がプンプンする作品でした。

今回は、最初に犯行を計画した人がいて、それを乗っ取った真犯人が殺人を次々と繰り返していた…ということでいいんですよね?
ちょっと、『犬神家の一族』の要素があったというか、それよりも『人面瘡』の『蝙蝠と蛞蝓』の方が近いですかね?

『最初の計画者』の方は、人殺しはしてないですよね。
一番最初にやった、「モデルをトランクで運んで云々」というのは、『殺す』のは計画に入っていなかったはずですよね。
彼は、ただ単にそういう事件を起こして、自分がスクープを狙いたかったというだけの動機でした。
それも十分ギルティではありますが…。
しかも、トランクで運ぶとかね…かわいそう…。
にも関わらず、後から乗っ取った『真犯人』が、次々とヌード美女モデルたちを殺していってしまいました。
それも、なかなかビジュアル的にセンセーショナルな感じでした。
『八つ墓村』もびっくりの、足が2本刺さってたりとか、舞台の上から死体が降りてきたりとか。

真犯人本人も、顔に包帯ぐるぐる巻きだったわけで…。
『金田一少年の事件簿』の『オペラ座館殺人事件』の月島さん及び有森くんを思い出しました。
そういうビジュアルなもんで、犯人がすり変わっていても正直わからないわけで。
『殺害された本人に落ち度がない』ということであれば、『学園七不思議殺人事件』や『悲恋湖伝説殺人事件』とか、その辺りを思い出します。

とにもかくにも、登場人物が多いのと、殺された人も多いのとで、なんだかよく理解しきれないうちにドバっと終わってしまった感じでした。
もったいなかったなー。
読み終えてから Wikipedia を見て、ちゃんと登場人物の整理をして、ようやく少し理解できたような気がします。
今回、金田一さんは別口から依頼されていたとはいえ、たくさんの女性をむざむざと殺されてしまったわけですねー。
名探偵の面目が立たない感じかな、と。
まー、仕方ないですけどね。

しかし、出てきたメインの男性3人が3人とも…という感じだったので、なんだか『猟奇クラブ』は空中分解しちゃったでしょうねー。
というか、『猟奇クラブ』って、すごいネーミングセンス…。
「いかにも」って感じがしますね(笑)。

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さちこ

40代2児の母。2011年からフリーランスやってます。東京の東の方在住。
第一子が発達グレー男児で、彼が将来彼の妹に迷惑かけずに生きていけるよう、日々奮闘中です。

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