映島巡さんの『小説NieR Replicant ver.1.22474487139 《ゲシュタルト計画回想録》 File01』を読みました。
映島さんの小説は初めてです。
著者の『映島巡』さんは、『永嶋恵美』さんとしても執筆活動をされていて、『映島巡』さんのときは主にスクエニのゲームのノベライズをしている…ということでいいんでしょうか?
とても読みやすい文章で、内容がスルッと入ってきました。
私は NieR シリーズは『Replicant』も『Automata』も大好きなんですが、いかんせんストーリーが暗くて救いがないのと、何やら入り組んでいてわかりにくいのが欠点です。
今回読んだ『Replicant』のノベライズですが、『Replicant』自体は PS3 版(オリジナル)と Steam 版(リメイク)で2回やっているはずなんですが、いまいちよくわかっていなかった部分もあり、自分の知識を補完することができてとてもありがたかったです。
内容ですが、ゲームにかなり忠実に描かれていて、とても好感が持てました。
Steam 版は1年前くらいにとりあえず1回エンディングを見たところまででやっていました。
…なんか、武器とか素材とかをいっぱい集めなきゃいけないなぁ…と思ったらなんだか進められなくなってしまって。
なので、なんとなく内容は覚えていたんですが、細かいところとかは意外と抜けていたので、改めてもう1度追体験できてよかったです。
Switch 版ででないかな…そしたらもう1回やりたいな…いや、別に Steam 版の続きからやればいいんですけど、なんとなく…。
…にしても。
たった15歳の男の子にこんなことを背負わせて…。
本当にひどい世界ですね…。
海岸の街の気持ち悪い男。
あいつのせいでニーアは本当にひどい目に遭ったでしょうね…。
一緒に魔物狩りに行った出来事も、いろんな意味で心に大きな傷を負う事件になってしまいました。
彼が『こんなこと』をしていたと知ったら、亡くなった彼のお母さんはさぞかし無念でしょうね。
幼い子供2人残して死ぬこと、本当につらかっただろうなと思いました。
ヨナは本当にいい子で、やっぱりニーアは本当にヨナが大好きだったんですね。
この世でたった1人の肉親で、かけがえのない存在で、本当に大切に大切に守ってきたのに、どうして『ヨナ』じゃなきゃいけなかったんでしょうね…。
本当に酷な話です。
…まぁ、だからこそゲームに小説になっているんでしょうけど。
各章の最初のところに、デボル・ポポルの報告書が挟まれていました。
まぁ、あらかじめエンディングまで全部知っている私としては「なるほど、このときはこんなことを思っていたんだなぁ」と、改めて彼女たちに思いを馳せるわけです。
おなじみのカイネもエミールも出てきて(当たり前ですが)、特にカイネの心の中がたくさん描かれていて、こちらも「なるほど、このとき(以下略)」と、またしみじみとしてしまいました。
カイネもエミールも、もちろんシロも、ニーアにとってはヨナと同じぐらい大切な存在ですから、こうやって少しずつ仲間としての関係が育まれていて、なんだか嬉しくなってしまいます。
物語は、カイネが石化から回復するところまでが描かれていました。
途中、『エミール(美少年)』は『エミール(おなじみ)』になってしまいました。
嬉しいやらさみしいやらですね。
やっぱり改めて、エミールにとってもニーアは本当に大切な人なんですね。
砂漠の国とか神話の森とか、最初はこの辺りで入ってきたのかと思い出しました。
ロボット山の兄弟のことも、「あー、こんな話だったな…」とちょっと嫌な気持ち(褒め言葉)になります。
まだ半分ですけど、この先もっとつらいことたくさんあるなと思うと、正直ちょっとしんどいですね(笑)。
けど、やっぱりおもしろいので、下巻も読みますよ、もちろん。




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