宮部みゆきさんの『ブレイブ・ストーリー 上』を読みました。
宮部さんの小説は『新しい花が咲く―ぼんぼん彩句―』以来です。
以前、「来年の Audible お試し期間で『ブレイブ・ストーリー』を読もうと思う」的なことを書いていましたが、それよりも前に Kindle で購入してしまいました。
だって…読みたくなってしまって…。
購入したのは上中下合本版でした。
Kindle アプリでは『終了まで12時間』とでていまして…かなり怖気づいてしまいましたけど(笑)、読み始めたらあっという間です。
20年以上ぶりの再読でした。
内容はなんとなくだけど覚えていて、最後どうなるかもわかっている状態です。
それでも…前半の『現世』パートはとてもきつかったです。
やっぱり、何度読んでもクソだと思うのは、ワタルの父親ですね。
確かにわかります。
現実でもそういう話は普通にありますよね。
でもこれ、ワタルのお母さんを責めすぎでしょ…と思ってしまいました。
ワタルの父親と田中理香子の言い分だと、ワタルの父親が「はめられた」的な感じになっていますけど。
でもさーーー、子どもって『一人で』できるモンじゃないですよねー。
ワタルのお母さんのそういう『申告』で結婚することになった、ということは、『そういう関係』に1回でもなった、ということですよね?
ワタルの父親は成人男性で、別に特に力が弱いとかそういう描写もないですから、普通の男性だと思うんですよ。
なので、ワタルのお母さんに『ムリヤリ』というわけでもなかったんじゃないかな、と。
だったら、ワタルのお母さんをここまで追い詰めて責める資格、ないでしょ…。
田中理香子が一人で三谷家に乗り込んできたのもおかしいですし、あんなに偉そうに講釈垂れるのもものすごく不愉快。
よく「彼氏が浮気したら、女は浮気相手の女性を責める」といいますが、本当にそうなんだなーと思っちゃいますね。
「お前がちゃんとワタルの父親に首輪つけておかなかったのが悪いんだろうがー」と思ってしまいました。
…そして、こういう男の妻で専業主婦やっているのは、本当にリスクが高いですね…。
やっぱり、自分でも稼げるようになっていないと、怖いです。
話はそれるますけど、改めて思いました。
あと、千葉のおばあちゃんね。
ムカつくわーーー。
私だったら、嫁に平身低頭するところですよ…。
ルウ伯父さんだけが救いです。
「都市ガスでは死ねない」というのも、この小説で初めて知ったような気がします。
『白夜行』では、雪穂のお母さんがガスで亡くなっているのでね…。
この頃はガスの種類なんて気にしたこともありませんでした。
ところどころで出てくる『ロマンシングストーン・サーガ』シリーズ。
もうねー、最高ですよ、さすがゲーマー・宮部みゆきさん。
『魔のエメラルド』とか『オブシダンソード』(『オブシディアン』ではない)とかが出てきそうなゲームですよねー。
いや、皇位継承していく方かな…それもまた良し。
そして、『幻界』の描写。
いやー、ここもさすがですね。
すっごく RPG っぽいイベントが盛り沢山で、本当に最高です。
「甘い声」のオンバさま…は、確か『嘘つきエアリー』的な存在だったような…。
あぁ、『ブレイブリーデフォルト』やりたくなっちゃいますね。
そして。
この『表紙』は反則でしょ…いや、『販促』か…。
吉田明彦さんの絵なんですよね。
こんなの見せられたら買うしかないでしょう!
吉田明彦さんといえば、それこそ『ブレイブリーデフォルト』、『タクティクスオウガ』、『FF3リメイク』、『光の4戦士』、そして『ニーア』。
これ、宮部さん直々のオファーだったりするんでしょうか?
でも、内容をだいぶ覚えているつもりだったんですけど、正直「表紙のこの女性、誰だっけ…?」と思ってしまいました。
そうか、カッツですね、なるほどそうでした。
でも、上巻にカッツ出てきてないですね…(笑)。
私が持っていたのは、発売当時のハードカバーの上下巻だったので、持ち運びはしにくいし読みにくいし…でも、すごくおもしろかったですけど。
その表紙には『人物』は書かれていなくて、街の絵みたいな感じだったので、この表紙はすごく新鮮でした。
上巻は、キ・キーマと出会ったところまででした。
このキ・キーマには、物語を通じて本当に助けられます。
ワタルが彼に出会えたのは、本当に本当に僥倖だったんでしょうね。
一方で、ミツルは…キ・キーマのような人に会えなかったことが、彼の最大の不幸だったのかもしれないですね…。
物語はまだまだ続きます。
私が覚えているあのエンディングまでまだもうちょっとあります。
もうすでにたくさん泣いていますけど、これからもたくさん泣くんでしょうね(笑)。





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