中山七里さんの『能面検事』を読みました。
中山さんの小説は『TAS 特別師弟捜査員』以来です。
この『能面検事』は、Kindle Unlimited ではなくて私の私物(?)です。
今回の『#中山七里KU祭り』で、能面検事の続編2冊が Kindle Unlimited になっていたので、復習の意味で第1作の『能面検事』を読み返そうと思いました。
4年ぶりぐらいの再読でした。
すごくぼんやりと「途中で不破さんが撃たれちゃう」というのだけはなんとなく覚えてたんですけど、「真犯人、彼だったか…」みたいなちょっと新鮮な驚きがあり、とても楽しめました。
にしても、知り合いに検事さんは一切いないので、どういう仕事内容・勤務状況なのかなんかはまったく知らない状態です。
『独立した司法機関』というのはよく聞くことではありますが、それはそれでなんか大変だな、と思ってしまいます。
今回、美晴ちゃんが事務官としてついてくれていましたけど、25年近く前の木村拓哉さん主演のドラマ『HERO』も、事務官である松たか子さんがいろいろ振り回される感じで描かれていましたね。
やっぱり実際にもそうなのかな…?
ドラマの木村さん演じる久利生も、現場を歩いて捜査するのが好きなタイプの人でしたが、今回の『能面検事』の不破さんもいろんなとこに行きますねー。
大変だなーと思うんですけど、実際にこんなに外を出歩くものなのかな…、というのは思います。
だって、山のように仕事を抱えてて大変なんですもんね。
今回、不破さんがやったことで大阪府警が大変なことになってしまって、たびたび会う関係者からものすごい嫌味なんかを言われるんですけど…「どの口が言うんだ」という感じです…。
だって、「処分を受けていいような人間じゃなかった」とかおっしゃいますが、同じように被害者だって殺されたり、被害に遭ったりしていい人間じゃなかったと思うんですけど…。
大抵の人にとっては、大事な証拠をなくされてしまって、犯人逮捕につながるはずだった道筋が途絶えてしまって、そっちの方がよっぽど無念ですし、とてもひどいことですよねぇ…。
でもまぁそういう『風習』は、例え誰か1人の人が「なんとかしなければ」と思ったからと言ってすぐに解決するモンじゃないでしょうし、もちろん大変だなとは思います。
昨今は教員の皆さんの負荷が多いことが問題になっていますが、警察官だってそうですよね…。
警察官という職業の性質上、事務仕事が苦手な人ってたくさんいるでしょうから、そういう人たちが集まったところで整然と資料が管理されるわけもないでしょうし。
「今までそうしてきたんだから」という慣習で、そういう整理の仕方になっちゃっているんでしょうしね…。
まぁ、そういう感情はいろいろ諸々わかりはするんですが、それを不破さんにぶつけるのは本当にお門違いだと思いますし、『長時間待たせる』のようなすっごく子供じみた嫌がらせなんか恥ずかしいと思わないのかな、と思ってしまいました。
で、その不破さんですが。
撃たれてすぐ復帰って…すごいなって…。
もう元気になったんだったら、それでよかったんですけど。
まぁ、もちろん続編・続々編が発売されているので、メタっぽく「ここで死ぬわけない」とは思ったんですが…それにしてもすごいですね。
銃で撃たれたことないのでわからないですし、一生ないままで人生を終えたいと思いますけど…。
一瞬だけ『岬検事』の名前が出てきました。
『岬洋介シリーズ』の主人公・岬先生のお父上ですね。
今回はそんなに内容には絡んできませんでした。
今後の展開として、名探偵コナンみたいな『東西の検事対決』みたいなこともあるのかな、なんてちょっと期待しちゃいますね。
あと、最初の殺人。
被害者の家族が家庭内で不用意に『普段から発している言葉』が、事件の発端の一因になってしまってた、というものでした。
なんだか身につまされますね…。
子どもは、やっぱり普段使っている言葉を外で使ってしまうものですね。
以前読んだ『模倣犯』の真一くんの事件も、彼が思わずポロッとこぼしてしまった言葉を…というものでした。
2つの事件の毛色はちょっと違うかもしれませんが、気をつけなければいけないなと改めて思いました。
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