支倉凍砂さんの『狼と香辛料 V』を読みました。
狼と香辛料 IV
支倉凍砂さんの『狼と香辛料 IV』を読みました。 今回はとある小さな村の騒動に巻き込まれてしまいます。その村に行く前に、ちょっと大きな町に寄るのですが、どうやらその時点で目をつけられていたようです。いやー怖い。 その小さな村はちょっと変わっ
今回はついに、って感じでした!
いやー、長かった(笑)。
そもそもの始めがなんだかすごい話で。
ロレンスとホロは、泊まった宿屋でエーブという商人に出会い、
なんだかすごい儲け話に手を貸さないかと持ちかけられます。
それは、ホロを貴族の娘に偽装し、彼女を担保にして金を借り、
その金を使ってこの『材木と毛皮の町』で大量の毛皮を買い、
川を下った下流の町で高額で売り払うという方法。
ホロは怒ると思いきやさほど嫌がってもいない様子。
ロレンスは返事をいったん保留にし、自らの足を使って聞き込みをした結果、
いろいろ思うところはあったものの「大丈夫」と判断することに。
段取りを付けて実行に移そうとする直前、
ホロに「ここで旅を終わろう?」と。
ホロとの話し合いをした結果、ここで終わることに決めたものの、
エーブの危険さに気づいたロレンスが取った行動は…?
で、アレですよ、アレ。
いやー、ごちゃごちゃとした気持ちが一気に吹っ飛びましたね。
ついに覚悟を決めたロレンス、って感じで。
うむうむ、よいよい。よくやったよ!
本編の流れとは関係がないのですが、
「匂い、が一番記憶の中でよく残る」
というホロのセリフがありました。
先日、ちょうど同じ経験をしていて。
通り道で倉庫が開いていて、そこの埃っぽい匂いというか
淀んだ空気というか(人の倉庫に対して失礼ですが)を嗅いだ瞬間、
幼い頃に嗅いだ母の実家の蔵のことが唐突に思い浮かんだんですね。
そんなこと、30年以上思い出しもしなかったのに。
匂いってすごいですね…本当にびっくりしました。
気持ちとしてはまるっと収まった感があるものの、
問題は全然解決していないこの巻。
次回に続くってことでいいのかな?
次巻も楽しみです。
コメント