ゴッホ・アライブ 東京展 に行ってきました

行ってよかった

寺田倉庫 G1 ビルで開催されている『ゴッホ・アライブ 東京展』に行ってきました。
美術館は上野の森美術館の『モネ 連作の情景』以来です。

モネ 連作の情景 に行ってきました
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3月いっぱいで終わってしまうのをすっかり忘れていて、急いで予約を入れて行ってきました。混んでいるかなーと思ったけど、1週間前くらいであれば予約が取れたので良かったです。
ゴッホ・アライブは世界中の都市を巡回して開催されていて、今回の東京展が100都市目なんだそうです。東京では過去にも開催されていて、以前その記事を見て「行ってみたかった…」と思っていたので、今回はとても楽しみにしていました。

と言っても、このイベントでは絵画は飾ってないです。ゴッホの絵の解説や、『ファンゴッホの寝室』というゴッホの有名な絵を原寸大にして作った展示などはありますが、ほかはすべてスクリーンに映った映像を見るイベントです。正直どんなもんなのかなーと思っていましたが…。
想像していたより、ずっとおもしろかった。良かったです。
イベントのメインは暗くて広くてスクリーンが何個もある部屋での、ゴッホの絵画上映。底に行くまでの道で、ゴッホの作品についての解説がありました。
メインの部屋では、1回50分くらいの映像が繰り返し上映されている感じです。部屋はくらいんですが、映像が明るいので映画館よりは周りが見えるかな、くらい。スクリーンは壁だけでなく地面にもあるので(多分、ただの白い板ですが)たくさんの映像に囲まれます。それらは、ときには同じ映像が、ときには1枚の映像を流すように、ときに違う映像が時間差で表示され、という感じで使われます。
そして、何が良かったって、映像の絵画とともに流れるクラシック音楽! たしかに、普段美術館に行っても音楽って流れてなかったなーって。ひょっとしたら小さく流れているかもしれませんが、ほとんど気づけなかったです。音声ガイドを借りたときは、音楽とともに解説が入っていることが多いですが、最近は(娘が嫌がるので)借りていなくて、『無音』というか『周囲の雑踏の音』とともに鑑賞するのが常でした。でも、今回は音楽と映像・絵画合わせて1つの作品、という感じに作られていて、音楽の波に合わせて映像が変化したりしていました。これは、私にとっては新しい体験でした。「音楽×絵画って、幸せだな…」と、しみじみ思いながら楽しんでいました。『ローヌ川の星月夜』と『星月夜』の映像のときに『水族館』が流れたのは、なんだか妙に納得してしまいました。あの怪しげな音楽の感じと、星月夜の不思議な感じがマッチしていました。
映像で流れる絵画は、屋根から流れ出る煙がゆらゆら登っていったり、背景の雲が流れていたり、中の鳥が飛び立っていたりと、静止画だけでなく動画になることもあり、それもなんだか不思議な感じがしておもしろかったです。
ゴッホは同じモチーフを何枚も描いていたんですが、それらがスクリーンで複数枚並べて見られたのも良かったです。特にファン・ゴッホの寝室やじゃがいもを食べる人々など、同じモチーフの同じ絵なのに、でき上がったものは細部が違ったり雰囲気も結構違ったりと、大きなスクリーンで並べて見られてよかったです。

チケットは大人3,000円、小学生が1,500円でした。普通の美術展よりちょっと高めで、更に実物の絵はないんですが、なかなか新しい体験ができたなーと思います。
男女カップルが多くて、「若いのになかなか高尚なデートだね…」なんて夫と話していました。子どもも結構いましたが、音楽の音がそれなりにあったため騒いでいても厳しい目で見られることはない感じでした。小さな子にはなかなかインパクトのある体験になるんじゃないでしょうか。

楽しみにしていたので、行けてよかったです。おもしろかった!

東京展|ゴッホ・アライブ
世界で850万人を動員した没入型展覧会『ゴッホ アライブ展』。2024年1月6日(土)~年3月31日(日)まで寺田倉庫にて開催。

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