横溝正史さんの『真説 金田一耕助』を読みました。
横溝さんの小説は『金田一耕助の冒険』以来です。
この『真説 金田一耕助』は、先日まで読んでいた『「金田一耕助」シリーズ』の21巻目とのこと。
『扉の影の女』の先の本にあたります。
ただ、中身を読んだところ、『Y 先生』こと横溝先生のエッセイ集でした。
…いや、別にいいんですけど、だったら『金田一耕助の冒険』の方をシリーズに入れたほうが良くないですか…?
この『シリーズ』って、誰が管理してるんだろう…?
発売元の KADOKAWA なのか、Amazon なのか…。
しかも、Kindle 版の表紙がこれですよ。
なんか見覚えあるなぁ…。
と思ったら、以前読んだ『夜想曲』とおんなじ装丁。
『夜想曲』もとってもお買い得だった記憶がありますが、この『真説 金田一耕助』もめちゃ安かったんですよ。
なんと、257円。
なので、Kindle Unlimited にはなっていなかったんですが、買って読んでしまいました。
この表紙ではない物理本(文庫本)だと、表紙がなんかかわいらしいんです。
このエッセイの内容とも合っている感じがして…こっちの表紙の方が良いなぁ…。
まぁ、仕方ないのかも知れないですけど。
内容としては、先程も書きましたがエッセイ集です。
横溝先生がどんな風に『金田一耕助』の話を書いたか。
戦争中、岡山県へ疎開したことがきっかけで、金田一耕助の最初の事件『本陣殺人事件』や『八つ墓村』『獄門島』などが生まれました。
疎開のいきさつや、疎開先での周りの人との交流、他の作家仲間さんたちのお話なども書かれています。
ときどき『乱歩』が出てくるんですが、すごいですよねー。
江戸川乱歩と横溝正史かー…レジェンドですねぇ。
最初は7回との約束だったはずの毎日新聞への随筆だったようなんですが、最終的には51回になって、そしてこの1冊にまとまったようです。
よっぽど好評だったんですかね。
横溝先生の人柄とかそういうものがにじみ出ている、ステキなエッセイでした。
なんというか、「サンタクロースの存在を肯定する親」的な感じで『金田一耕助』という人物を語っているので、それもなんだかステキだなと思いました。
横溝先生の時代では、『金田一耕助 = 片岡千恵蔵』だったそうで。
横溝先生自身も、片岡さんの金田一耕助をかなり気に入っていた様子です。
でも、画像検索すると、片岡さんの金田一耕助はトレンチコートとか着てるんですよね…。
私のイメージとはかなり違うんだよなぁ(笑)。
同じような、作家さんのエッセイとしては、以前湊かなえさんの『山猫珈琲』を読みました。
(Audible ですけど)
それもやっぱりおもしろかったですね。
普段目にしている小説とのギャップが楽しめます。
こういう『意外』なところを知ってしまうと、ますますファンになってしまいますねー。





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