時効犯

読んだ本

翔田寛さんの『時効犯』を読みました。
翔田さんの本は前回の『人さらい』以来です。

大学で美術史を教える非常勤講師の女性が転落死しました。
その後の調べで、彼女はアレルギーのある蕎麦粉を
摂取していたことがわかりました。
彼女はとある奨学金を受けることが決まっていて、
更に来年度からは別の大学で専任講師となることが決まっていました。
また彼女は、時効が成立している殺害された画家の描いた作品について
新しい事実を発見してそれを発表する直前だったとのことでした。
警察は班を分け、殺害された画家の事件や、
非常勤講師の女性が以前付き合っていた男性のこと、
彼女が受けることになっていた奨学金の主催者などを
徹底的に洗い出します。
果たしてこれは、自殺か事故か他殺か?

いやー、大学の専任講師と非常勤講師の間に
こんなに差があるとは知りませんでした。
大学の先生ってすごいんですね…。
一応大学には通っていましたが、そんなだとは世界は知りませんでした…。
うち、できたばっかりの大学だったからなぁ。

今回の事件も、いくつかの事件が複雑に絡み合っていて
なかなか真実が見えなくなっていました。
毎度のことながら、警察の皆さんの地道な捜査で
少しずつ紐を解いていって…大変です。
(もちろん、フィクションですけど)

今回の『時効犯』というタイトル。
殺人などの時効が撤廃されたことは知っていましたが、
こんなふうに数日違いで撤廃されたりされなかったりという
運命を辿った事件ってたくさんあるんでしょうか?
なんでもそうですが、きちんと線引きをしなきゃいけないとわかっていても
その境界ラインを決めることは大変ですね。
まぁ、時効があろうがなかろうが、私のような小心者は
罪の意識にずっと苛まれると思うので、
犯罪など侵さないようにしなければ、です。
…もちろん犯しませんけどね…。

さちこ

40代2児の母。2011年からフリーランスやってます。東京の東の方在住。
第一子が発達グレー男児で、彼が将来彼の妹に迷惑かけずに生きていけるよう、日々奮闘中です。

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