アプリ対応の CO2 センサーで換気を自動化

スマートホーム

先日、壁に使ってないスマホを貼って(厳密には貼ってないですが)、デジタルサイネージ? Amazon Echo Hub っぽく使っている、と書きました。

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似たようなスマートホーム的な話になりますが、今年のはじめに新しく『+Style CO2・温湿度センサー』を買いました。元は1万円を超えるような価格だったんですが、私は4,980円で買えました。価格履歴を見てみると、3,980円のときもあったみたいですねー。PSM 分析的に言うと『安すぎて不安』なんですが、まぁおもしろそうだったので買ってみました。
CO2 センサーは、これよりも前は別のものを使っていました。それも別に悪くはなかったんですが、

  • 1000ppm 超えると鳴るアラートの音が気になるが、慣れると空気化して意味がない
  • Micro USB なのがいや(早く滅びてほしい)
  • 当たり前だけど、結局換気は自分でしなきゃいけない

など、不満もありました。
今回『+Style』のCO2 センサー(以下、『CO2 センサー』)を買って試してみたいことがあったのでやってみました。
購入後2ヶ月程度経ちましたが、一応ちゃんと運用できているかな、と思います。

ちなみに、このページのタイトルが『アプリ対応の CO2 センサー』となっていて『+Style』のCO2 センサーとなっていないのは、CO2 センサー単体では完結せず他のガジェット・アプリも使っているからです。タイトルに商品名とか出して迷惑かけないためです。本文には出ちゃってるけど。

やってみたいこととは、タイトルにもなっているんですが『換気の自動化』です。
使っているのがリビング・ダイニング・キッチンが1つになっている部屋なので、換気の手段として『窓を開ける』の他に『キッチンの換気扇を回す』が使えます。CO2 濃度が1000ppm を超えたら、自動で換気扇を回したかった。

キッチンの換気扇のスイッチにはすでに『SwitchBot ボット』が貼ってあります。これは、私が換気扇を消し忘れてキッチンまで戻るのが面倒だったので貼りました。わずか数歩ですが…無精モノ…。なので、これを使います。+Style さんにも指ロボットはありますが、もう1個貼るのもなーってことで。
でも、SwitchBot と +Style は会社が違うので、そのままでは連携してくれません。『Matter』? よくわかんないんですよね…。
Alexa アプリでも、CO2 量をトリガーにすることはできませんでした。

なので、いつも Google カレンダーと連携して廊下の電気を付けたりしてくれている働き者のタブレットにもうひと仕事担当してもらいます。

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このタブレットに +Style のアプリをインストールして、CO2 が1000ppm を超えたときと 700ppm を下回ったときに通知を出すという設定にしました。
…1000と700というのは「なんとなく」です。1000は、いろんなCO2センサーで換気の一つの目安になっている数値なので採用、700はまぁそれくらいまで下がればいいかなという感じで。この上限(1000)と下限(700)が近い数値すぎると、付けたり消したりの繰り返しが発生しそうだなーと思ってこれくらいにしました。
あとは、なんかの不具合とかで 2000ppm になってしまったとき用に、2000ppm のときも通知するように設定しました。
通知は24時間だと面倒なので、6-20時の間のみ通知する設定にしてあります。

はじめは1000と700をまたいだときに自動で SwitchBot のウィジェットのボタンを押す、というだけの仕掛けにしたんですが、それだと「1000を超えて ON になり、一瞬だけ1000を下回ったものの、また1000を超えた」みたいな状況でウィジェットボタンが押されてしまって換気がままならない。SwitchBot 側で『ON』と『OFF』を管理する方法がうまく見つからなかったので(『押す』モードでなく『スイッチ』モードだと押しっぱなしになる?)、別で管理することにしました。

ウィジェットボタンを押す仕組みとして大好きな『MacroDroid』を使っていたので、そこに『フラグ管理』を取り入れることにしました。
MacroDroid で真偽の変数『換気扇』というのを1つ作成しておきます。
で、あとは4つマクロを作成します。

  • 変数リセット
    • トリガー: 月曜-日曜 0:00
    • アクション: 変数を設定『換気扇: False』
       
  • キッチン換気扇点ける
    • トリガー: 通知が表示されたとき『1000ppmで通知』
    • アクション:
      1. UI画面操作『キッチン換気扇』 (← ホーム画面のSwitchBot ボットのウィジェットを押すアクション)
      2. 変数を設定『換気扇: True』
    • 条件: 変数『換気扇 = False』
       
  • キッチン換気扇消す
    • トリガー: 通知が表示されたとき『700ppmで通知』
    • アクション:
      1. UI画面操作『キッチン換気扇』 (← 同上)
      2. 変数を設定『換気扇: False』
    • 条件: 変数『換気扇 = True』
       
  • キッチン換気扇付ける(強制)
    • トリガー: 通知が表示されたとき『2000ppmで通知』
    • アクション:
      1. UI画面操作『キッチン換気扇』 (← 同上)
      2. 変数を設定『換気扇: True』
    • (条件はナシ)
       

毎日0:00にフラグ False に強制的にするので、朝6時の時点では換気扇 OFF、フラグ False です。
ここから1000ppm まで上がったら 換気扇 ON、フラグ True に変更になります。
換気が効いて1000ppm 以下に下がって、そこからなにかのはずみでまた1000ppm 以上になったとしても、フラグが True のままなので換気扇のウィジェットをタップしません。

ここまでやって、「こんなに本気になって何やってるんだろう…」という気もしてきましたが、まぁ無視して続けます。
キッチンでは料理をするので、そこでの ON・OFF は手動になります。そこは仕方ない。そのへんでフラグ管理がぐちゃぐちゃになっちゃうかな…と心配もしましたが、それなりに運用できています。最終確認は結局目視手作業ですけどねー。

壁美人を壁につけ、CO2 センサー自体にはいわゆる『魔法のテープ』で受け金具をつけて、壁掛けで設置しています。その際、USB-C のコードが垂直に挿さるようになっているため、壁掛けの際に邪魔なので、90度方向を変更できるアダプターを付けています。
CO2 センサー自体は厚みがあるのでそのまま立ちますし、一応スタンドもついているんですが、壁掛けしたかったのでこうしました。CO2 の吸い込み口(?)を塞いでしまうかなと心配したんですが、一応ちゃんと動いてるので大丈夫なのかな。

コロナ禍になって CO2 センサーを導入してから、何かと CO2 濃度を気にするようになりました。やっぱり 1000ppm 超えてない方が作業効率がいいような気がします。
換気扇がない部屋だとやっぱり手動で窓開けとかになっちゃうと思いますが、この CO2 センサーだとお値段もお手頃だしちゃんと動いている(と思う)ので、各部屋に買い足そうか考え中です。

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