中山七里さんの『連続殺人鬼カエル男ふたたび』を読みました。
先日の『連続殺人鬼カエル男』の続編です。
初っ端から前回の黒幕の御前崎教授の家が爆破され、
そこから御前崎教授の粉々になった遺体と
『カエル男』の犯行声明文が発見されます。
そして、前回の事件での重要人物だった当真勝雄も『退院』していました。
この事件は勝雄が起こしたのか…?
と、彼とバトった経験のある古手川は考えます。
その後、とある工場に設置されている硫酸の満たされたタンクに
そこに勤務している男性が落ちて死亡しました。
遺体は、硫酸に使っている部分は溶けてしまい、
首より上だけがかろうじて確認できるような状態。
死亡した男性の名前は『佐藤』、そして現場にはカエル男の声明。
カエル男は『カ行』を飛ばして『サ行』を開始したのです…。
今回もまた騙されました…。
『そういう状態』にある遺体の場合、
本人かどうかは疑う必要があるというのに…。
だって、ちゃんと『科学的』に証明されていたじゃないですかーーー。
くやしい。
でもまぁ、サ行の真相が『ソレ』だったのにはホッとしました。
やっぱり無差別なのは胸糞悪いですからね…。
で、最後の最後で一番天誅が下ってほしい人物にも引導が渡されたようなので、
少しだけ溜飲が下がったというか。
うむ。
そして、今回買った『連続殺人鬼カエル男ふたたび』の巻末には
素晴らしいおまけが付いていました。
この本が刊行された時点での『中山七里ワールド』の人物相関図です!
これはいいですねー!
贅沢を言えば一枚紙で見たかったですが、
ものすごい大きさの紙が必要になってしまうことでしょうね。
中山さんの40冊の作品について、
主な登場人物の相関図がそれぞれ書かれていました。
一応、他の作品とのリンクもつけられています。
ホント助かるわー。
ちなみに、40冊のうち既読は28冊でした。
まだまだたくさんありますねー。
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