樺沢紫苑先生の『言語化の魔力』を読み終えました。
樺沢先生の本は、ブログでは『まいたの』以来2冊目です。
樺沢先生は YouTuber としても活動されていて、
樺沢先生の YouTube ではこの本のエッセンスを
たくさん話してくださっています。
そのため、聞いたことのある内容が多かったのですが、
人間ある程度知っている話題のほうが安心感を持って読むことができるし、
何度も聞けばその分記憶に定着する可能性も高まります。
言語化をすることで悩みが消える
というのがこの本のコンセプトです。
悩んでいるというのは物事が停滞しているから。
悩みは細分化して1つずつクリアしていけばいい。
少しずつでも解消できていれば、それは『悩み』ではなくなる。
なるほどなーと思いました。
あと、『頭の中にはトレイが3つある』という話が面白かったです。
人間の頭の中には、処理できるトレイ(皿)が3つある。
でも、脳疲労の状態だとそのトレイの数は減ってしまうし、
他に『悩み』があるとトレイに悩みが乗ってしまって
トレイの数が減ってしまう。
その分、通常の業務なんかをこなす余裕がなくなってしまう。
そんな話です。
以前、有吉弘行さんの『お前なんかもう死んでいる』という本を読んだんですが、
猿岩石として大ブレイクしたあとに仕事がなくなったとき、
1日中何もせずに寝ていた、と書いてありました。
普通だったらバイトとかしたほうがいいのに、
「有吉バイトしてる」って蔑まれるのが嫌だった、と。
有吉さんは芸人さんなので、もちろん面白おかしく書いているんですが、
ここの部分はなんか真剣に考えてしまいました。
将来という悩みに頭が占拠されている状態で、
正常に考えられるトレイがなくなっていたんじゃないかって。
お金の心配はものすごい負担だというのを聞いたことがあったので。
-10点の悩みをいきなり0点にしようとするから
挫折してしまう、というのもなかなか刺さりました。
たしかに、抜本的な解決を夢見てしまうので、
それがかなわないと無気力になってしまうようなことが
あったように思います。
現状が-10点だったら、少しでも早く-9点にできるように
何をすべきなのかを考えるほうが建設的ですよね。
私は毎日お風呂で日記を書いているんですが、
(タブレットで、Onenote に音声認識で書いています)
言葉にして吐き出すことで、更に文字にして見ることで、
悩んでいることがきちんと形をなすような気がします。
言語化は大事だなぁとしみじみ思います。
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