超コミュ力

読んだ本

田村淳さんの『超コミュ力』を読みました。
田村さんの本は初めてです。

田村淳さんは言わずと知れたお笑いコンビ『ロンドンブーツ1号2号』の方です。ロンブーといえば『ロンドンハーツ』、ロンハーといえば『The Bl@ck Mail』。たまたま1回見たときに「なんて怖い企画なんだろう…」と思ってしまい、それ以来ロンブーさん自体が苦手な存在になってしまっていました。まー、共感性羞恥なんでね、ドッキリ企画とかダメなんですよ…。

闘う君の唄を
中山七里さんの『闘う君の唄を』を読みました。中山さんの小説は先日の『連続殺人鬼カエル男ふたたび』以来です。 今回の話はきつかったです…。途中で読むのやめようかなと、何回か思いました。今回の主人公は喜多嶋凛という女性、幼稚園教諭として働き始め...

田村さんは最近はお笑い芸人というより文化人っぽい感じで、「多才な人だなー」と思っていたんですが、今回のようなコミュニケーション力の本まで出しているとは。どんな内容なのか気になったので買ってみました。が、「もし、『お笑い芸人』なんてできるような人飲みが使えるようなものすごく高度な内容だったら…」と思うとなかなか手を出せず。まー、普通に考えて、本にするくらいなんだからそんなはずはないんですが、そう思っちゃってました。
でもまぁ、せっかく買ったんだし…と思って読み始めました。

読み終えて思ったのが、「なるほど、普段からの関係構築が大切なんだな」ということでした。
本の冒頭にもありましたが、『「話す力=コミュ力」ではない』ということ。樺沢先生もよくおっしゃっていますが、「自分は話すのがうまくないと思っている人は全体の8割」らしいんですよね。別にうまく話せなくてもいいはずなんですけど、なぜかうまく話さなきゃいけないと思いこんでいる。これはなかなか強い呪縛です。うまく話せるというのはプレゼンテーション力で、コミュ力ではないんですよねー。
相手に気持ちよく話させることこそがコミュ力。それが大前提。その中には笑顔だったり、うまい相槌だったり、マウントを取らないことだったり、うまい質問だったりがあります。確かに、誰しも自分の話を聞いてもらえると気持ちいいですもんね。
あとは、『笑顔の練習』も挙げられていました。これも樺沢先生がよくおっしゃっていることと共通しています。笑顔の練習苦手なんだよな…。引きつってるのが自分でわかる…。

印象に残ったのは、『田村淳式コミュニケーションSNS』です。
ソーシャル・ネットワーキング・サービスの略ではなく、「すごい(SUGOI)」「なるほど(NARUHODO)」「そうなんだ(SOUNANDA)」の頭文字。これを使えば、小学生でもコミュ力を手に入れられると、田村さんご自身が小学校で公演をした結果わかったそうです。
「自分が自分が」の化身である小学生が日常的に使えるようになるのは練習が必要そうですが、これを小学生でマスターしておけば確かにこのあと困らなそう…。すごい技術です。
そのためには、親が率先してこの言葉を使っていって、日常的に触れていく必要がありそうですね…。私もできるだけ使うようにしていきます。
『コミュニケーションのさしすせそ』というのもありますが、それよりも2語も少なくて済むし(笑)。

その他にもテクニック的に使えるものもあれば、人と会話するうえであらかじめ決めておくことなんかもあり、かなり充実した内容でした。優しい(易しいではなく)言葉で書かれているので押し付けがましくなく、なんかスッと入ってくる感じがします。
せっかくいろいろ教えていただけたので、あとは日常的に使いこなせるようになりたいですね。

…全然関係ないんですが、だんだん『コミュ力』という文字がゲシュタルト崩壊を起こしてきたというか…。『コミュ力(りょく)』なのか『コミュカ(か)』なのかわからなくなってきます。まー、私は耳読だったのであまりテキストを見ていないんですが、図が結構ふんだんに使われているので、それを見るときに目に入ってそう思いました。

35項目についてそれぞれの内容が記載されているので、35個の『田村淳流 コミュ力を高め好かれるコツ』があります。これをメモっておいて、目に入るところに置いておきました。コミュ力高くなるといいなー。
読み終えて、ロンブーさんに対する苦手意識もなくなったように思います!

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さちこ

40代2児の母。2011年からフリーランスやってます。東京の東の方在住。
第一子が発達グレー男児で、彼が将来彼の妹に迷惑かけずに生きていけるよう、日々奮闘中です。

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