支倉凍砂さんの『狼と香辛料 XII』を読みました。

狼と香辛料 XI Side Colors II
支倉凍砂さんの『狼と香辛料 XI Side Colors II』を読みました。今回の目玉は! エーブの過去を知る物語でした!『狼と香辛料 V』で初めて会った女商人エーブ。彼女は根っからの商人というか、なんなら自らの命よりも金のほうが大事、み...
今回もまた味のある新キャラが出てきました。
フランという銀細工師の女性です。
褐色の肌に漆黒の瞳を持つ彼女は
ロレンスとホロが欲しがっている北の地の地図を書ける人物。
『狼と香辛料 X』で知り合った羊の化身であるハスキンズから
仲介役の絵画商ユーグを介して紹介してもらった女性です。
彼女に地図を書いてもらう代わりに
ロレンスたちは彼女を天使の伝説が残る村へと連れて行くことになりました。
彼女の目的とは? そして、彼女は一体何者なのか?
本を読み終えて、いろんな職業があるもんだなぁと思いました。
フランの元の職業のことなんですけどね。
なんというか…すごいですね。
そして、彼女の『天使の伝説』に掛ける想いも。
『魔女』についての話も出てきて、
なんかいろんな人のいろんな思惑が交差していて
途方もない気持ちになってしまいました。
狼と香辛料は印象的な女性がたくさん出てきますね。
男性の方は…あまり印象に残らないというか、いい印象がないというか(笑)。
天使の伝説も、ちゃんと理由があったのに驚きました。
なんとか収まってよかったです。
次巻も楽しみです。
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