支倉凍砂さんの『狼と香辛料』を読みました。
Amazon 見てたら第1巻がめちゃ安だったので、
「いやー、懐かしいなぁ」と思って買ってしまいました。
Wikipedia 見てみたら、アニメは2008年だったんですねー。
ぼんやりとしか覚えていないものの、おもしろかった記憶がありました。
なので買って読んでみたんですが…やっぱりおもしろい。
1巻読み終わって、残り含めて全部買ってしまいました(笑)。
いやー、大人っていいなぁ…。
なので、しばらくは狼と香辛料三昧となりそうです。
あーうれしい。
20代後半の行商人ロレンスは馴染みの村で麦を買い付け
馬車を走らせていると、荷台に眠っている少女を発見します。
彼女は獣の耳と尻尾を持ち、自らを『賢狼ホロ』と名乗ります。
歳は数百歳を超えているといい、
なるほどその頭の回転の速さには舌を巻くほど。
自分の故郷である北の地に行きたいとロレンスに言い、
彼もそれを了承してともに旅を続けます。
ホロの姿形は、異形の耳と尻尾を除けば10代半ばの美しい少女。
ロレンスにとって彼女はなくてはならない存在と
なっていきます。
第1巻では近いうちにとある銀貨が値上がりするという噂を耳にし、
それにまつわるいざこざに首を突っ込みます。
中世っぽい話だけど『魔法』とかそういうたぐいのものは出てこなくて、
(人に姿を変えられる狼は出てきますが…)
商売の話、お金の話、信頼と裏切りの話、そんな感じです。
そして、ホロがまたかわいいんですよね。
喋り方、一人称が「わっち」。語尾には「~してくりゃれ」。
アニメを見ていた当時もかわいいなぁ、と思っていました。
ロレンスは20代後半、ホロに至っては数百歳なので
キャピキャピした恋模様という感じではないんですが、
互いが互いにとって大切な存在になっていく様がじっくり描かれていて
なんだか焦れながらも目が離せないです。
基本的にはホロの尻に敷かれているロレンスで、
『商売』以外のことについてはからきしだめなんですが、
一生懸命ホロについていこうと頭を回しているところ、
そしてそれをホロに完全に見抜かれてしまっているところが、いい。
2人の掛け合いを見ていると幸せな気持ちになります。
そして、先程知ったのですが、
2024年に再アニメ化するらしいじゃないですか!
うわぁ、だからセールになってたのかな。
これは嬉しいですね~。楽しみ。
アニメが始まる前に全部読んでしまおうと思います。
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