先日、お客様から依頼をいただいたマクロを Excel で作っていたんですが、
そのときに
「文字の上だけでなく、
セルのどこをクリックしても該当の場所に飛ぶようにしてほしい」
との要望をいただいたんですね。
Excel のリンクを張る方法としては、
HYPERLINK 関数とハイパーリンクの挿入があります。
字面と動きは似ていますが、
作る手順は違います。
HYPERLINK 関数はその名の通り関数なので、
セル内にイコールを書いて関数として書きます。
一方で、ハイパーリンクの挿入は
セル上で Ctrl + k を押すとダイアログが表示され、
そこで設定を行います。
確か、ハイパーリンクの挿入だと
セル内のどこをクリックしても飛ぶんだった、
と記憶していたのでそう回答し、
リンクの設定はハイパーリンクの挿入で行うことになったんですが、
いざ作業をするとそうならない。
あれー、おかしいな、と思って調べたら、
なんとその仕様は Excel2003を最後になくなった、
と言うんですね。
ひゃぁ、知らなかった! しかも2003って…かなり前じゃん…。
さて、どうしようか、ともうちょっと調べたら、
『セルの書式設定』の中の『折り返して全体を表示する』に
チェックを入れると、
HYPERLINK 関数でもハイパーリンクの挿入でも
セル全体がジャンプの対象になるようなんです。
お客様には事情を説明して、
「『折り返して全体を表示する』をしてもいいか」を確認したところ
OK をいただけたのでそうしました。
これで無事にご要望を叶えることができました。
よかったよかった。
Excel はほぼ毎日使っていますが、
まだまだ知らないことがたくさんありますね。
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