人形はなぜ殺される

読んだ本

高木彬光さんの『人形はなぜ殺される』を読みました。

高木彬光さんの小説は、以前『白昼の死角』を読んだことがありました。
『白昼の死角』は実際にあった『光クラブ事件』をベースに書かれた犯罪小説です。
タイトルに惹かれて読んだんですが(笑)、時代背景も相まってすごい犯罪だなーと思ってしまいました。
先日読んだ『人間臨終図巻 1』にこの光クラブ事件の主犯である山崎晃嗣が載っていて、「そういえば前に光クラブ事件の小説を読んだなぁ」と思い出しまして。

それで今回は同じ高木さんの小説をチョイスしました。
Kindle Unlimited で読んだんですが、こういう感じのチョイスができるのが魅力です。

読み終えてから知ったんですが、この『人形はなぜ殺される』は高木さんの代表作の一つのようですね。
確かになかなか大胆なアリバイトリックで驚きました!
第2の殺人のトリックなんですが、様々な事情から今では不可能ではあるものの、思わず「なるほど~」と唸りました。
確かに『人形が殺される理由』がここにはありました。

いわゆる『読者への挑戦状』が挿入されていました。
昔の小説だからかもしれませんが、なかなか居丈高な感じの挑戦状でした(笑)。
犯人は、なかなか思いもよらない…というか、そうだったらおもしろいなーと思っていた人物でした。
漠然と思っていただけなので、まったくトリックなどは分からなかったですけど。

主人公の『神津恭介』さんは、なんと明智小五郎・金田一耕助とならんで『日本三大名探偵』と言われているそうです。…しらなかった…。
今回の事件では、犯人にかなり振り回されていたみたいで、なんかちょっと弱っている感じのところが多かったような気もします。
他の小説だったら鮮やかな感じで解決するのかなー。

Kindle Unlimited で読みました。

さちこ

40代2児の母。2011年からフリーランスやってます。東京の東の方在住。
第一子が発達グレー男児で、彼が将来彼の妹に迷惑かけずに生きていけるよう、日々奮闘中です。

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