支倉凍砂さんの『狼と香辛料 VIII 対立の町<上>』を読みました。
狼と香辛料 VII Side Colors
支倉凍砂さんの『狼と香辛料 VII Side Colors』を読みました。今回は初の短編集でした。1つ目はロレンスと出会う前の話。前回の『狼と香辛料 VI』のとき船上の話題で出た、ロレンスよりも前に誰かと一緒に旅をした時の話。一通り読むまで...
7が短編集だったんですけど、
6から継続している『銀貨が2箱増える謎』が
ようやく解決? しました。
…なるほど、並べる○○を変える、か…。
(一応伏せ字にしてみました。不要かもですが)
でも、それをなんのためにしているのかは
まだわかっていないです。
今回は『対立の町<上>』ということでした。
今来ている町は北側と南側に分かれていて、
その2つの勢力が対立しています。
ロレンスたちは『狼と香辛料 V』で見事に出し抜かれた
エーブという商人を追ってこの町にたどり着きました。
そこで見たものは、自分を見事に出し抜いたはずのエーブが
この町の人達の八つ当たりの矛先のように扱われているさま。
「自分に勝った相手には…せめて世の覇者であって欲しい」
という、甲子園の敗者のような感情を持っていたロレンスは、
この町でとても大きな騒動が巻き起ころうとしているのを感じて
逃げ出そうとしますが、それを阻止されてしまいます。
いやー、怖いよー。
自分が到底立ち向かうことができないような大きなものに
絡め取られようとする感覚。怖いです。
一体何をさせられるんだろう…?
まぁ、ホロがいるから大抵のことはなんとかなりそうな
気がしますが…。
にしても、コルがかわいいですね…。
甲斐甲斐しく働くさま、ホロにかわいがられるさま、
ロレンスとホロのいちゃを目撃して顔を赤らめるさま…。
とってもかわいい。
2人旅も好きでしたが、新鮮な風が吹き込んでくるようで、
3人旅もいいなぁと思います。
次巻も楽しみです。
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