小杉拓也さんの『小学生がたった1日で19×19までかんぺきに暗算できる本』を読んでみました。
私は一応、なんちゃってではありますが、理系です。
小学生の頃から算数は好きでした。
ただ、暗算がどうにも苦手で…。
というか、暗算に意味を見いだせなかったんですよね…。
いや、もちろんわかります。
計算が早い方が試験中も時間がかからないし。
計算に時間を取られていては全部回答できなくなってしまうかもしれないですからね。
ただ、私自身は試験中時間がなくて困った経験がそんなになかったし、
それよりも暗算で計算を間違うほうが痛手だと思っていました。
小学生~高校生のテスト中なんかはムリですが、
大人の試験は電卓持ち込み可も多いので、暗算の必要があまりないです。
今はスマホにも、何なら一部のスマートウォッチにも
電卓機能が付いています。
というか、私が高校のときにはすでにカード型電卓を
持ち歩いていました。
(試験中に使ったりはしていないです)
当時、家にあった金色のスプレーを電卓に振って
金ピカカード電卓にして持っていたところ、
クラスのちょっと目立つ系の女の子に
「それいいなー」と言ってもらえたのはいい思い出です。
私の母は幼い頃からそろばんをやっていたらしくって、
電卓で行った計算をそろばんで検算するような人でした。
暗算も結構得意だったらしいです。
そんな母に、揶揄とまでは行きませんが、
「なんで暗算できないの」などと何回か言われたせいで
余計に暗算が嫌いになったというのはあります。正直。
社会人になって20年近く経った今も、
自分の暗算能力については全く信用していません。
職業柄、よく中央値なんかを出すことがあるんですが、
絶対に『MEDIAN関数』を使います。
どんなに簡単でも、念のため、です。
同僚に軽く笑われたこともありましたが、
私にとってはミスする方が問題なので…。
関数なんてたった数秒ですしね。
前置きは長くなりましたが、
そんな私が
『小学生がたった1日で19×19までかんぺきに暗算できる本』を
読んでみました。
結論。
すごいですね。
たしかに、小学生でこれができたら算数好きになるかも。
今の子供は、中学受験のためとかで
びっくりするくらい難しい問題をやっていますよね。
息子の Z 会の中学受験講座の教材を見て、
回答見なきゃわからん…ってのが何個もありました。
(1年やったけど、難しすぎて小学生コースに変更しました。
今度は簡単みたいで、その中間がほしいところです…)
なので、暗算のスキルは持っていて損はないです。
この本は、暗算のやり方を解説したあとは
計算問題がたくさんある感じなので、
本文自体は本当にサクッと読めてしまいます。
本の後半にある『ふろく おみやげ算のたねあかし』
というところが秀逸で、
なるほどこれを読んで本当に理解できました。
(なんちゃって理系ですから)
本に記載の計算問題を数問ピックアップして、
暗算(に近い状態)でできたのを確認したときは、
ちょっとどころかかなり嬉しくなりましたね。
すごいなぁ。
著者の小杉拓也さんは
東大卒、プロ家庭教師、SAPIX でも教えていた
という経歴の方みたいで、そりゃわかりやすいわ、という感じ。
息子にも読ませてみました。
一通り読んで、一応できるようになったみたいです。
ただ、これから継続的にできるようになるかは不明。
数日経ってすでに忘れているようです(笑)。
でも、できたということが自信につながると思うし、
必要になればまた読めばいいし。
私も暗算は相変わらずキライですが、
こういう方法があるということを知れたのはすごい経験でした。
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