森見登美彦さんの『四畳半タイムマシンブルース』を読みました。
先日の『四畳半神話大系』の続編です。
いやー、これもめちゃくちゃおもしろかったです!
私の大好きな『夜道で会えば、十人中八人が妖怪と間違う。
残りの二人は妖怪である。』
は健在でしたが、
『帰ってきてみれば、滴り落ちた水が貴重な書籍類を
猥褻非猥褻の隔てなくふやけさせていた』は登場せず。
残念。
そりゃそういうシチュエーションがなかったんだから仕方ないんですけど。
ただし、今回も個性豊かないつもの面々が登場し、
更に妙に存在感のあるモブっぽいキャラである
『田村くん』も追加で登場。
なかなかカオスな話になっていました。
この『四畳半タイムマシンブルース』なんですが、
もともと『サマータイムマシン・ブルース』という話があって、
それに『四畳半神話大系』の登場人物を割り当てたものだとのこと。
『サマータイムマシン・ブルース』よりも『四畳半神話大系』のほうが
登場人物が少ないため、
1つの役柄を複数の人に割り当てる必要があったとのことです。
『サマータイムマシン・ブルース』はヨーロッパ企画で上演されている
作品のようです。
ヨーロッパ企画といえば、E テレの『ことばドリル』の人たちですよね!
息子が小さかった時によく見ていたんですが、
あの番組とってもおもしろいですよね…。
前回の『四畳半神話大系』のときに
『明石さんと恋仲になるのは嘘じゃないか?』と書いたんですが、
どうやら本当だったようです。
疑ってしまって申し訳ありませんでした。
まさか本当だとは。ちゃんとした『証拠』も出てきたことだし。
明石さんもなかなかいい趣味してますな。
話は複雑ですが、とてもおもしろいです。
まさかコレがココで効いてくるとは…! みたいなことの連続。
元の作品のクオリティが高いからなんでしょうが、
『四畳半』の人たちに当てはめても破綻してないのがすごいですね。
話的にも、登場人物の性格的にも。
こういうコラボ、おもしろいなぁ。
こちらは Kindle Unlimited でも読めます。
私はほしかったから買っちゃいました。
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