うちの子、このままで大丈夫? がスーッと消える 科学的に正しい子育ての新常識

読んだ本

メリンダ・ウェナー・モイヤーさんの『うちの子、このままで大丈夫? がスーッと消える 科学的に正しい子育ての新常識』を読みました。

この手の本をたまに読むんですが、読めば読むほどよくわからなくなっていくというのが正直な感想ですね…。
冒頭に「2019年の研究では、子供の性格や価値観の形成に最も影響を与えるものは『親』である、との結果が出ている」とありました。
メンタリスト DaiGo さんが以前11%以下だと言ってたのも覚えているんですよね。
いや、11%以下でも一番大きな集団だったのかもしれませんが…。
よくわからんのです。

あとは、「褒め言葉」について。
「頭が良い」と能力を褒められた子と「頑張った」と努力を褒められた子が…という比較もよく見るんですが、自分が幼かったときに親から「どのように」褒められたかなんて覚えていないんですよね。
ましてや、どのように褒められたから、その後どうした、みたいなことは考えたこともなくて。
私は足が速かったので、多分「足が速いね」「◯秒出せたね」「優勝できてよかったね」みたいなことをたくさん言ってもらったと思うんですが、だからといって「次に◯秒出せなかったら私はだめな子だ」とか思ったことない…。
勉強に関しても同じで、「100点取れたね、すごいね」とか言われたからといって、「次100点取れなかったからだめな子だ」とか思ったことないんです。
みんな、褒められるときってそんな深いところまで熟考してるんですか…?
ただただ「褒められたな、良かったな、またがんばろう」で、終了~、です。
私がパッパラパーなだけなんでしょうか…。

あとは、ジェンダーについてもありました。
ジェンダーの問題は本当に難しい。
性教育方面も難しいし、男女の違いみたいな方面も難しい。
私は陸上をやっていたので、自分の現状が『記録』として可視化されることが普通でした。
ひと冬越して成長したから何秒縮まった、とか。
うちの高校(女子校)は県内でも練習が3番目くらいに厳しくて有名(微妙)だったんです。
ある夏合宿で300m×10本、インターバル500m(300m全力疾走したあと止まらずに500m歩くで1セット、それを10セット)とかの練習をしていました。
合宿中だったので、他の高校も同じ競技場で練習していたんですが、近所の男子校の子が200m×10本の練習を「ラスト1本!」とかいいながらやっているのを見て、「なーにがラスト1本だよ」なんて思っていました。
しかし、実際に並んで走ったら、私はその男子には勝てないんですよね…。
私の方がきつい練習しているはずなのに、男子にはタイムで勝てないんです。
中学校から陸上をやっていたので知っていたはずなのに、高校のその合宿のときになんか叩きつけられたような気がして愕然としたのを覚えています。
体の作りって仕方ないんだなーって。
…話が長くなりました。
まぁ、差別になるとまた話は別ですね。
性差別だけでなく、相手個人を尊重できないような接し方は慎むべきだと、ちゃんと教えていきたいと思います。
性別、自分で選べればいいのになーって思います。
昔、PS の恋愛シミュレーションゲームでそんなのなかったですか?
幼い頃は性別がない、みたいな世界の話。
細かいこと覚えてないんですけど、よく思い出すんですよね…。

なんか変なことをうだうだと書きましたが、もちろん参考になることもたくさんありました。
特に、うちはきょうだいゲンカが多くて困っているので、『審判ではなく仲裁者になりましょう』というのは参考にしたいと思います。
「相手の気持を考えさせる」は大事ですね。
うちの上の発達グレー児は多分それが苦手だと思うので…。

子育ては、個人ではサンプル数が少なくていろいろな方法を試したりできないのが難しいですね。
『失敗』はしたくないし、『過度な失敗』は許されないし。
自分の生活も見直して改めつつ、子供に向き合っていけたらなと思います。

さちこ

40代2児の母。2011年からフリーランスやってます。東京の東の方在住。
第一子が発達グレー男児で、彼が将来彼の妹に迷惑かけずに生きていけるよう、日々奮闘中です。

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