OneNote から Obsidian に乗り換えました⑤テンプレートを作る

パソコン関連

前回は、2015年から書き溜めていた日記を力技で『*.md』形式にして Obsidian に読み込ませたところまで書きました。

今回はテンプレートを整えていきます。
Obsidian を使用する目的の一つが「日記を書くため」なので、まずは日記のテンプレートを考えます。

この Obsidian には『デイリーノート』という、その日の日付のノートを作ってくれる機能があります。
それを日記として使用することにしました。
前回書き忘れたんですが、日付の形式は『YYYY-MM-DD』のように『ハイフン』区切りです。
『/』で区切るとフォルダで分かれてしまうみたいなので、ハイフンにするみたいです。

まず、日記のテンプレートを作成することにします。
新規ノートの名前を『★日記テンプレート』として、『02-日記』フォルダの直下に配置しました。
別に何も入れなくてもいいんですが、なんとなく「過去の日記を読めるようにしたいな」と思っていたので、その日の日付の年違いの日記を開けるようにし、「あぁ、去年(一昨年…など)はこんなことが会ったのか」と、哀愁にふけるまず、日記のテンプレートを作成することにします。新規ノートの名前を『★日記テンプレート』として、『02-日記』フォルダの直下に配置しました。別に何も入れなくてもいいんですが、なんとなく「過去の日記を読めるようにしたいな」と思っていたので、その日の日付の年違いの日記を開けるようにし、「あぁ、去年(一昨年…など)はこんなことが会ったのか」と、哀愁にふける時間を作るのも一興かと。




[[2024-{{DATE:MM-DD}}]]
[[2023-{{DATE:MM-DD}}]]
[[2022-{{DATE:MM-DD}}]]
[[2021-{{DATE:MM-DD}}]]
[[2020-{{DATE:MM-DD}}]]
[[2019-{{DATE:MM-DD}}]]
[[2018-{{DATE:MM-DD}}]]
[[2017-{{DATE:MM-DD}}]]
[[2016-{{DATE:MM-DD}}]]
[[2015-{{DATE:MM-DD}}]]

上3行ほどは空欄として開けておいて、その部分に日記を書きます。
『{{DATE:MM-DD}}』とすると、今日の日付の月と日だけが表示されます。
先程書いたように、日付の形式は『YYYY-MM-DD』なので、『2024-』のあとに『{{DATE:MM-DD}}』とすると『2024-06-20』と今日の日付を付けて去年の同月同日を作ってくれます。
Obsidian では、単語を『[[』と『]]』 で囲むと、その名前のノートにリンクをしてくれます(その名前のノートがない場合は新規で作成してくれる)。
このノートを日記のテンプレートとすれば、毎日同じ日付の過去分のリンクが自動で出来上がるわけです。
新しい年になったらテンプレートを1行追加すればいいし、2/29問題については…それはその時にちゃちゃっと不要な日付を消しちゃえばいいかな、と。
この日付リンクがあるおかげで、毎日日記を書いたあとに何個かタップして、「前はこんなことで悩んでいたのかー」的ことを思ったりしています。
なかなかおもしろいです。

出来上がった(というほど手をかけていませんが)テンプレートをセットします。
『オプション』に『デイリーノート』というのがあるので、

  • 日付の形式: YYYY/YYYY-MM-DD
  • 新規ファイルの場所: 02-日記
  • テンプレートファイルの場所: 02-日記/★日記テンプレート

としました。
お風呂で使う日記を書く用のデバイスだけ、

  • 起動時にデイリーノートを開く: ON

にしました。
そうすれば、お風呂のデバイスだけ、起動時にその日の日付のノートを自動作成してそのノートを開いてくれます。
これが意外と便利です。

次に、Obsidian にしたもう1つの目的である『本の感想』を書く仕組みを考えました。
Obsidian には『Book Search』というとても便利なプラグインがあります。
Google ブックスから情報を引っ張ってきてくれるプラグインです。
私は以下のようなテンプレートで使用しています。

 -
![cover|150]({{coverUrl}})
- タイトル: {{title}}
- 著者: [[{{author}}]]
- 発売日: {{publishDate}}
- 読了日: [[{{DATE:YYYY-MM-DD}}]]
- 公開日: [[]]

  
ここから

一番上に『 -』があるのは、カバー写真のところにカーソルが当たると文字に変換されてしまって気持ち悪いからです。
改行だけだとダメっぽく、空白だけでもなんかダメっぽかったので、なんとなくハイフンを入れています。
『タイトル』はノートのファイル名にも入るんですが、例えば『新装版 46番目の密室』なんかは、ファイル名からは『新装版』を取ってしまうことが多いので、こっちはそのまま入れておいて区別しています。
著者名をカッコでくくっているのは、著者名でファイルを作成しているからです。
著者名のファイルは何も書いておらず、ただ単に『リンクのハブ』的なファイルとして存在しているだけです。
かっこよく決めるなら、著者さんの本名とかプロフィールとかそういうものを書くべきかもしれませんが、「そんなモンは Wikipedia 見るわ」という感じなので、空ファイルにしています。
発売日は、文庫の表紙だと文庫の発売日が入ってしまうんですが、まーそこまでこだわらなくてもいいかな、と。
読了日は、大体の場合は読了した日にこのファイルを作成するので、自動で今日の日付が入ります。
短編集とかだと1話毎に感想を書くことが多いんですが、その場合は改めて自分で読了日を入れています。
最後の『公開日』は、その感想をこのブログに書いた日です。
書き終わったらブログから Obsidian にコピペしています。
その際に、過去に読んだ本との共通点などを見つけて別の本の名前を出すこともあるんですが、その場合はその単語をリンクとして設定することで、またノートがつながっていくわけです。
この、ノートのつながりが Obsidian の醍醐味ですね…!
で、最後の「ここから」というところから、感想をべらべらと音声入力しています。

プラグインとしては、もう1つ『File Explorer++』というものを使っています。
これを使うと、左側にあるファイルエクスプローラのファイル順を自分の好みに変更できます。
デフォルトだとファイルの名前昇順とかになっていると思うんですが、本を読んだ日付の昇順、つまりファイルを作成した日の昇順に並べておきたいんです。
で、ChatGPT に「どうしたらできますか?」と聞いたらこのプラグインを紹介してくれました。
これで、本を読んだ順にファイルが並んでいるので、今日ブログにアップする本がどれかがすぐに分かります。
タイトルに日付をいれるなどをすれば、プラグインを使わずにできるかも知れませんが、ファイル名を本のタイトルにすることで他のファイルとのリンクを作成しているので、この方法に落ち着きました。

で、次はその『本の感想』のファイルのタイムスタンプを整えた話を書かせてください。
次回が Obsidian 移行記最終回かなー。

Obsidian - Sharpen your thinking
The free and flexible app for your private thoughts.
さちこ

40代2児の母。2011年からフリーランスやってます。東京の東の方在住。
第一子が発達グレー男児で、彼が将来彼の妹に迷惑かけずに生きていけるよう、日々奮闘中です。

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