超効率耳勉強法

読んだ本

上田渉さんの『超効率耳勉強法』を読みました。

『audiobook.jp』というオーディオブックのサービスを運営している
株式会社オトバンクの代表者の方が書いた本です。
オーディオブックなど、耳で聞くコンテンツを利用して
効率的に勉強する方法が書かれています。

日本最大級のオーディオブック配信サービス - audiobook.jp
オーディオブックとは、ナレーターや声優が本を朗読した「聴く本」です。初回無料の「聴き放題プラン」でまずはお試しください。何かをしながら本を聴く「ながら読書」をはじめましょう。

私自身も毎日2時間位は耳読をしているので、
この本はとても楽しく読めました。
もちろん、耳読で、です。
(ただし、オーディオブックではなく、Kindle の読み上げ機能ですが…)
勝間和代さんの著書やブログで紹介されていたのを読んだのが
きっかけだったと思います。

勝間式 タイムパフォーマンスを上げる習慣
勝間和代さんの『勝間式 タイムパフォーマンスを上げる習慣』を読み終えました。 個のブログで勝間さんの本について書くのは、『ズルい仕事術』に続いて2冊目です。 今回の本もとても面白かったです!そして、今回は結構実践できていることが多くてちょっ...

上田さんご自身は高校のときに耳勉強法を駆使して
偏差値30から2浪で東大に合格されたそうです。
確かにすごいサクセスストーリーですが、
卒業された中学・高校は名門私立だそうです…。
まぁ、そりゃそうですよね。

本の後半に書いてあったんですが、
上田さんのお祖父様が緑内障で視力を失っていて、
いつも野球中継の音を聞いていたとか。
その姿を見て、視覚障害者向けの朗読サービスを作るのではなく、
色んな人に広く知ってもらえるように
オーディオブックのサービスを広げようと思ったそうです。
視覚障害者向けのサービスだと文化として広く根付かなくて、
視覚障害者のご家族に知られず、
結果視覚障害者のご本人にまで行き届かないかもしれない。
オーディオブックが世に広まれば、
『聞く文化』として広く世間に認知され、
その結果視覚障害者の方にも使ってもらえるかもしれない。
すごい考え方だなと思いました。
ここ最近の耳読文化の広まりで私も耳読を知り、
今や欠かすことができないものになっています。

耳読を始めて、私も本を読む時間がかなり増えました。
主に『ながら聞き』が多く、
食事の準備をしている時間、掃除をしている時間なんかは
もっぱらイヤホンを耳に突っ込んでいる状態です。
あとは、私はかなり車酔いする方でして、
新幹線レベルでも酔ってしまうんです。
(余談ですが、首都圏の電車では京急が一番酔います…)
なので、たまに電車で出かけるときももっぱら耳読してます。

本書の中に『耳のスキマ時間マッピング』があります。
自分の1日の過ごし方をスケジュールに落とし、
肉体・視覚・聴覚いずれを使っているかをマッピングしています。
マッピングをすることで1日の活動時間のうち
どれくらい耳の空き時間があるかわかります。
移動時間・食事時間・入浴時間・軽作業時間など
合わせると9時間くらいになることも。
一方で、目の空き時間は意外と少なく、1時間程度のようです。
耳のスキマ時間をできるだけ耳読に当てれば、
いくらでも本が読めてしまいますね。
もちろん、音楽を聞く時間も大切です!

耳読は視覚を使う読書より脳に負担が少ないそうです。
本は疲れるとあまり読めませんが、
確かに耳読だと平気ですね。
あとは、本人が視覚優位か聴覚優位かにもよってくると思いますが、
目で速読を練習するよりも耳で速聴に慣れるほうが
ずっと楽なようです。
実際私もそう思います。

本書を読んでいてびっくりしたんですが、
プログラミングをしながらオーディオブックを聞く SE の方もいらっしゃるとか。
すごいな…。
私の感覚では、自分が言語で考える時間には耳読はできないです。
料理をしているときは大体耳読してるんですが、
塩分量の計算をするときとかはその都度止めています。
電卓を使うだけなんですけど、無理なんですよねー。
なので、コード書きながらとかできない…。
プロの方はすごいですね…。

私も耳読で人生が変わった(と思っている)人間なので、
とても楽しく読むことができました。
いつかは語学学習とかにも活かしたいですね~。

Kindle Unlimited で読みました。

さちこ

40代2児の母。2011年からフリーランスやってます。東京の東の方在住。
第一子が発達グレー男児で、彼が将来彼の妹に迷惑かけずに生きていけるよう、日々奮闘中です。

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