横溝正史さんの『黄金の指紋』を読みました。
横溝さんの小説は『迷宮の扉』以来です。

今回はこの長編1本だけ。
前回の『迷宮の扉』同様、とってもジュブナイル感のある物語でした。
読んでいると、『少年探偵団』的な感じがすっごくあり、この年頃だったらとてもハマってしまいそうな雰囲気です。
…というか、民間人に捜査協力させすぎですよ(笑)。
黄金の燭台、そこに付いている幼い子供の指紋。
それが、とある女の子の運命を握るキーアイテムとなります。
黄金の燭台を託された少年・野々村邦雄くんが、偶然か必然か金田一さんとめぐり逢い、大冒険を繰り広げます。
大人が寄って集って少年から黄金の燭台を奪おうとするんですが…少年に翻弄され過ぎですよ(笑)。
そして、そんな『黄金の燭台』を、邦雄くんは警視総監宛てで小包として送っているんですが、そんなに簡単に『警視総監』に渡らないでしょうよ…。
悪者に捕まった女の子、動きを封じるために『鉄仮面』をつけさせられているんですが、いやぁかわいそすぎです。
顔が痒くなりそうだし。
今回、その『悪者』は『怪獣男爵』という人物です。
「当然ご存知でしょう」的な体で話が進むもんだから、ちょっと混乱します。
どうやら、横溝さんが書いている、まさに『怪獣男爵』というタイトルの小説に登場しているようで、その筋では有名な存在とのことです。
なんと、『天才科学者』の脳をゴリラに移植した的な化け物なようで…。
こっわ。
今回は、たまたま事件に巻き込まれてしまった邦雄くんの八面六臂の大活躍で、か弱いご令嬢が見事助かるという話でした。
いやぁー、ロマンがありますねぇ。
しかし、とにかく『悪者』の数が多くてだんだん区別がつかなくなってくるんですよ…。
「あれ、こいつはまだいるんだっけ」みたいな感じにしょっちゅうなります(笑)。
最後はやっぱり大団円な感じがして、良かったように思いますね。
やっぱり、子供向けの『ジュブナイル小説』はこうでなきゃ。
あの金田一さんが、以外にもかなりアクティブな感じに動き回るのが、結構良かったです。
Kindle Unlimited で読みました。
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