角野栄子さんの『魔女の宅急便4 キキの恋』を読みました。
先日の『魔女の宅急便3 キキともうひとりの魔女』の続刊です。
『キキの恋』という副題、ドキドキしますねー(笑)。
前巻の最後の結構衝撃的な『気づき』を経て、どうなるのか。
…第1巻では私も「トンボ」と言っていたんですが、いつの間にかキキを真似て「トンボさん」と言うようになっていました。
トンボさん、あんな『朴念仁』っぽい感じのくせに(ひどい)、めちゃくちゃいいラブレター書いてるじゃん…。
いや、びっくりしたわー。
あんなん読んだら、すぐに会いたくなっちゃいますね…。
しかし、このトンボさんの、絶妙に恋愛に疎そうで、でもなんか急に積極的な感じ。
すごく「うまいな~」と思いました。
こういう、掴みどころのない男の子っていますよね…。
なんというか、それこそ学者肌っぽい感じの人っていうか。
…私、結構そういうタイプが好きなんですよね…。
すごく素敵です。
今回は、よもぎさんの話がやっぱりちょっと印象深かったな、と思いました。
旦那さんもいなくなり、息子さんにも先立たれてしまって。
寂しいけど、でも最後の最後に息子さんが書いた素敵な絵ができて、よかったです。
でも、それキキにあげちゃうんですねー。
自分で持っていればよかったのに…と思うんですけど、まぁそういうものなのかもしれないですね。
あと、お母さんの話…いやー、本当にびっくりしました。
このまま死んじゃうのかな、と思って。
すごく悲しかったんですけど、なんとか元気になったみたいで本当に良かったです…。
お母さんは、やっぱりジブリ映画の『魔女の宅急便』の印象が強いので、すごく元気で若々しい女性という印象だったんです。
それが、杖がないと歩けないぐらいまで弱っちゃって…。
なんだか本当にちょっとショックでした。
でも、本当に良かったです。
キキもずいぶん大人になって、「あと2巻で終わりかー」という感じです。
しみじみ。
最終巻ではトンボさんと結婚している、というのをを読んだことがあるので、そこにたどり着くまでのもう1巻分に、一体何が起きるのかなと楽しみです。



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