薬屋のひとりごと 14

読んだ本

日向夏さんの『薬屋のひとりごと 14』を読みました。
先日の『薬屋のひとりごと 13』の続刊です。

薬屋のひとりごと 13
日向夏さんの『薬屋のひとりごと 13』を読みました。先日の『薬屋のひとりごと 12』の続刊です。今回の表紙ですが…。まず、左半分を占める猫猫。右側は、手前から羅漢でしょ、後ろのシュッとした素敵な人は三番でしょ、後は羅半。掴まれておどけてるの...

表紙は猫猫と、今巻のキーパーソンとなる女華小姐と天佑。その背景に書かれているのは辰の模様、ですかね?
猫猫の手には翡翠牌。…私は耳読なので、「ひすいはい」と聞いていて『翡翠盃』だと思い、翡翠でできた『さかずき』だと思っていました。半分に割れてたらお椀として使えないな、みたいな。『盃』でも『杯』でもなく『牌』なんですね。
『牌』といえば麻雀牌が第一想起ですが、Wikipedia では

  1. 文字などが書かれた板状のもの。札(ふだ)とほぼ同義。例: 位牌、信牌。
  2. 古代中国の盾の一種。また、漢語で盾状のもの。
  3. 賞牌の略称。例:金牌、銀牌。盾 #記念・賞としての楯およびメダル参照。

とあります。猫猫が持っているものからして、1…かな? それとも3?
とにかく、盃でも麻雀でもないことがわかりました。…私だけですかね。

今回のカラーページには、ついに、ついに羅半兄が! ちゃんと顔出しです! そっかー、こういう顔かー。うん、地味ですね。いや、特徴がないイケメンというか。まー、美人も美男子も、突き詰めていくと特徴がなくなる、と聞いたことがあるので、ある意味最終形態かもしれません。違うか。

今巻は前半が名持ちの会合、中盤が緑青館での盗人騒ぎ、後半が天佑の実家という感じでした。なかなか濃密な話ばかりでした。
前半の名持ちの会合、ここではまた『ハチミツとクローバー』の第1話『人が恋におちる瞬間をはじめてみてしまった』がありました。

薬屋のひとりごと 5
日向夏さんの『薬屋のひとりごと 5』を読みました。先日の『薬屋のひとりごと 4』の続刊です。ここからはアニメ化も漫画化もされていない部分の話です。表紙は壬氏さま単品。右頬がこちらに向く形で玉座? に座っています。頬にはかすかに傷跡があります...

前回は馬閃が里樹に一目惚れ、何なら両思い? という感じでしたが、なんと今回は羅半兄が燕燕に惚れてしまったわけですね。はははー、なるほどねー。たしかに、今まで散々寸止めで名前を言わせてもらえなかったのに、急に呼ばれたらそりゃ惚れてしまいますね。さて、この恋は成就するんですかね? こっちは前回と違って両思いでは…ない…。『本好きの下剋上』のダームエルポジっぽい感じがしないでもない…。いや、ダームエルは一応両思いになってたか…。
羅半兄は農村ではモテモテだから、わざわざ厳しい道にいかなくても…と思いますけど。がんばってほしいですけどねー。

中盤は緑青館での盗人騒ぎ。李白と白鈴小姐の仲睦まじさで胸焼けしそうですが、ここで梓琳姉がでてきちゃうんですね…。かわいそうな身の上の子ですが、やったことはダメなことです。心を入れ替えられるといいんですが。
そして、女華小姐の持つ翡翠牌がここでキーとなってきました。この流れで天佑の実家。割られた片割れの牌がここで見つかり、そして重要アイテムの道標に。なんだか RPG っぽい展開です。いやー、おもしろいですね。

ちょいちょい虎狼が出てくるのが周りをイラッとさせておもしろいんですが、さらに似たようなキャラである『(卯)純』もでてきました。雀さん・純ともに自分の家族が嫌いという共通点があり、後継者に指名されました。はー、こっちにいくか。
虎狼は雀さんの異母弟で、雀さんのお母さんの後継者。そのラインに対抗するため結託するんですかね! こっちもバチバチになるんでしょうか。つか、壬氏さまはどのへんまでわかってるんですかね?

で、壬氏さまは今巻ではただの変態さんみたいな発言しかしなかったですね(笑)。米袋抱きは、見た目は俺様っぽい感じでいいですが、実際やられると苦しそうですよね…。うちの息子が暴れたときによくやりました。「触れたい、掴みたい、ぎゅっとしたい」までなら想定内ですが、「噛むし舐める」はなかなかマニアックですね…。さすがです。

さて、これで既刊は残すところ最後の1巻になってしまいました。早いなー。

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さちこ

40代2児の母。2011年からフリーランスやってます。東京の東の方在住。
第一子が発達グレー男児で、彼が将来彼の妹に迷惑かけずに生きていけるよう、日々奮闘中です。

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