疾風ロンド

東野圭吾さんの『疾風ロンド』を読みました。
東野さんの小説は『白夜行』以来です。

白夜行
東野圭吾さんの『白夜行』を読みました。東野さんの小説は『誰かが私を殺した』以来です。先日、染井為人さんの『正体』を読んで、無性にこの『白夜行』を読みたくなりました。20年近くぶりの再読だったかもしれません。そして、毎度結末も途中の流れも全部…

東野圭吾さんが亡くなられて1ヶ月経ちました。

東野圭吾さん、ありがとうございました。
数日前、東野圭吾さんの訃報を知りました。68歳ということで、まだお若いのに…。これからもたくさん楽しい物語を作り続けていただけると思っていたのですが、それも叶わなくなってしまいました。ご病気を患っていたことも知らなかったです。私は第一子であ…

家の近くの本屋ではまだ追悼コーナーがあって、そこを通る度に悲しくなります。
「だったら、本を読もう」ということで、東野圭吾さんの本を読むことにしました。
と言っても、もはや Kindle の耳読しかできない体になってしまった私。
なので、とりあえずまだ持っていない東野圭吾さんの Kindle 本を購入しました。
東野圭吾さんの Kindle 本は全部で7冊。
『白夜行』と『容疑者 X の献身』しか持っていなかったので、残りのものを購入しました。

容疑者 X の献身
東野圭吾さんの『容疑者 X の献身』を読みました。東野さんの小説は10代後半から読み始めて、多分ほぼほぼ読んでいたと思います。ただ、私が本の購入を Kindle に統一してしまったので、Kindle で本を発売していない東野さんの小説から遠…

5冊のうち、読んだことないのが今回の『疾風ロンド』だけでした。
『疾風ロンド』は『雪山シリーズ』の第2作とのこと。
第1作の『白銀ジャック』は読んだ記憶があります。

感想としては、本当にたまたまですが、先日読んだ『99%の誘拐』にちょっと似ているな、と思いました。

99%の誘拐
岡嶋二人さんの『99%の誘拐』を読みました。岡嶋さんの小説は『クラインの壺』以来です。岡嶋さんの小説は2冊目です。岡嶋二人さんというのは、井上泉さんと徳山諄一さんのお二人のコンビのお名前だそうですね。今はもう解散されていらっしゃいますし、徳…

『誘拐』でこそなかったものの、炭疽菌を遺伝子操作して作り出した『生物兵器』を『人質』として取られていて、「返してほしかったら3億円払え」と言われてしまいます。
ヒントとして、その『生物兵器』を埋めた場所の写真もありました。
それがどうやらどこかのスキー場らしく。
しかし、その『犯人』、そのスキー場から帰って来る途中で単独事故を起こしてしまい、死んでしまいました。
なので、『生物兵器』は埋まったまま、でも春になって雪が解ければ生物兵器もばらまかれてしまい、そのスキー場近辺に甚大な被害をもたらす可能性があります。
それを「なんとかしろ」と上司から言われてしまった、しがない中間管理職な栗林という男性が主人公…ですよね?
最初は、隠したスキー場のパトロール隊員の根津が主人公だと思って読んでいたんですよね。
(別にどっちでもいいとは思いますが)

しかし、『誘拐犯』が犯行中に死んでしまうというのは、本当に怖い展開ですよね…。
今回は人を誘拐していたわけではなかったんですけど、それでも怖いことには変わりないですね。
私が中学生くらいのとき、母がよく『2時間サスペンスドラマ』を見ていたんですが、それの中にも誘拐犯が犯行中に死んでしまうドラマがありました。
確か、山奥のロッジみたいなところに人を監禁していて、「食料を買ってくる」と出ていったまま帰ってこなかった…みたいな感じだったと思います。
その後、そのドラマがどんな決着を付けたのかは覚えていないのですが…これって本当に怖いですよね…。
中学生当時「こんな展開もあるのか…!」と衝撃を受けた記憶があります。

栗林が、現在進行系でスノボに夢中になっている息子・秀人とともに、なんとか探り当てた里山スキー場に乗り込んでいきます。
栗林もなんとか捜索しますが、スキーの腕も大した事ないため役に立たず。
しかも、途中で怪我して戦線離脱。
本当にいいところがありませんでした(笑)。
そこで、パトロール隊員の根津に若干の噓を交えて助けを請い、捜索してもらいます。

話の進むスピードも早く、しかも状況がどんどん変わっていきます。
キーアイテムとなった『テディベア』の行方が二転三転しますし、最後の最後まで気を抜かせない展開が続きます。
ラストの空港のシーン、『オチ』として『アレ』が出てきたのは本当に笑ってしまいました。
さすがだなー、東野圭吾さん。
今回の話では、『悪い人』は比較的最初から誰なのかわかっていたため、あまりミステリー的な内容ではないかもしれませんが、本当におもしろかったです。

この『疾風ロンド』、映画化されていたようでした。
主演が阿部寛さんだと書いてあったので、「根津かな?」と思ったんですが、栗林でした…。
なるほど、阿部寛さんならシリアスに根津もできそうですし、コミカルに栗林もできそうですね…。
東野圭吾作品の阿部さんといえばどうしても『新参者』シリーズでの加賀くんを思い浮かべてしまいますが、こちらでも東野圭吾作品に出ていたとは。
根津は SUPER EIGHT(関ジャニ8)の大倉くん、瀬利千晶は大島優子さんだったんですね。
先にそれを知ってから読めば、もっと楽しめたかもなー。
いやいや、十分楽しかったですけどね。

さちこ

40代2児の母。2011年からフリーランスやってます。東京の東の方在住。
第一子が発達グレー男児で、彼が将来彼の妹に迷惑かけずに生きていけるよう、日々奮闘中です。

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