Nintendo Switch で発売されている『未解決事件は終わらせないといけないから』をクリアしました。
このゲーム、8月の『Nintendo Direct』の後に見た『Indie World』の中で紹介されていて、めちゃくちゃ気になっていたものです。
たまたま目にしたときにセールをやっていて、20% OFF になっていたので買ってしまいました。
ちょうど、DQ3 もクリアしたばっかりでしたし…。
とってもおもしろかったです。
そして、私にしてはとってもとっても珍しく、攻略サイトなどを見ずにクリアできました!
いやー、久しぶりの達成感。
嬉しかったです。
内容としては『推理ゲーム』になるのかな?
12年前に犀華ちゃん(「さいかちゃん」ではなく「せいかちゃん」)という7歳の女児が行方不明になった事件があり、それが未解決事件になっていました。
過去の関係者からの『証言』は断片的に覚えていますが、その時系列や誰が発言したかなどは曖昧な状態です。
それぞれの『証言』を「誰が発言したものなのか」「いつ発言したものなのか」と時系列に並べていき、この事件の真相を明らかにしたらクリアとなります。
プレイ時間は3時間くらいかな。
まず、気になった点から。
…結構不親切です(笑)。
『証言』はブロック状になっていて、キーワードには『#』(ハッシュタグ)が付いています。
ハッシュタグをタップすると、詳細が明らかになっていない『証言』のうち同じハッシュタグが付いているものの内容を見ることができます。
その際、『ハッシュタグから線が伸びていって、新しい証言とつながる』というグラフィックが展開されるんですね。
それが、その2つの証言がつながっている・関連しているモノのように、私は思ってしまって。
だから、新しいハッシュタグが出てきて、開ける証言が複数あったとき「間違った証言につなげちゃいけないんじゃないか」と思って、めちゃくちゃ慎重になっちゃったんですよね…。
なので、ゲームが進まない進まない。
途中で「ただ単なるキーワードなんだ」ということにようやく気づけて、それでガンガン開けられるようになりました。
…って、コレって説明されてないですよね…。
線が伸びてつながるグラフィック、ややこしかったです。
あとは、圧倒的に『文字』が見にくい!!!
フォントがビットマップフォントなんですよ…なぜ…。
んなもんで、ちょっとばっかり読みにくかったです。
それに加えて、圧倒的な文字量、文字の小ささ。
これは読みにくい。
…えっと、BBA だからですかね…?
かなり辛かったです。
ただ、私としては、不満はこの2点だけでした。
話としてはとってもおもしろかったですね!
横軸がそれぞれの『証言者』になっていて、縦軸が『各証言者の時間軸』になっています。
証言が現れた場所は、まったく信用できないので、証言者のアイコンの下に『下三角』が付いている場合はそこから証言者を変更することができます。
お父さんの列にあるのに「なんでぼくが…」みたいな口調だったら、それは『父』ではなく『兄』だから、『兄』の列に移動させる必要があります。
証言者の中で子どもは『兄』だけなので、口調から子供っぽかったら全部『兄』に移動させる。
証言の中に『孫娘』などのワードが出てきたら、それは『祖母』に移動させる。
…みたいな作業を繰り返し、少しずつ「どの証言が誰のなのか」をクリアにしていきます。
1つの事実にいつ気付けるかどうかで、真相にたどり着く時間がかなり変わってきちゃうだろうな、と思いました。
『犀華』という、あまりいなそうなちょっと変わった名前が、やっかいですよねー…。
『予備招集日欠席者リスト』と『家族関係証明書』を見比べて、違うはずがないものが違っていることに気づければ、そこからは早いですね。
私は、『大人の男性』が喋っていると思われる証言をずっと読んでいって、「いや、これはひょっとして…」と気付けました。
ものすごい『アハ体験』でした。
まー、ラッキーでしたねー。
題材としては、結構あるかもしれません。
『八日目の蟬』…はちょっと違うか。
でも、わざと誤認させるような流れ、『犀華の母』と『元英語講師』の名前を最後まで伏せておく感じ、いやー小憎いですねー。
「不倫か托卵か殺人か」と思っていたんですが、まぁある意味平和だったというか。
変にドロドロしすぎていなかったところもよかったです。
エンディングは2種類あります。
途中で真相に気づけた時点で、ある特定の『証言』のロックを外せれば、エンディングその1は普通に見ることができます。
ゲームの中で証言の発言者と証言の発言順を揃えていくと、『カギ』を手に入れることができるんですが、エンディングその2を見るには2つの鍵が必要です。
多分ですが、すべての証言の発言者・時系列を完成させないと、必要な2このカギが余らないんじゃないかな…と思います。
で、私がプレイ中・クリア前に想像していたのは『エンディングその2』の方だったので、『その1』がきたときは「へー、そっかー」という感じでした。
なので、『その2』を見たときにはスッキリしましたねー。
「この事件、初めて接したときにすごく驚いた覚えがあります。誰もがそれぞれの理由で嘘をついてました。」
これがこのゲームの紹介第一声だったので、なんか『人狼』とか『グノーシア』(どっちもやったことないですけど)みたいなゲームなのかと思ったんですよ。
『自分の利益・保身のために人を騙すようなゲーム』かと。
でも、そんなことは全然なくて、なんだか『優しい嘘』ばかりでした。
『N のために』みたいな感じですかね。
それも、よかったですねー。
いやー、本当におもしろかったです。
攻略サイト見ないでクリアなんて本当に久しぶりだったので、その嬉しさも加算されていますが。
短い時間でサクッとできてしまうので、「小説1冊買った」と思えばかなりの満足度だと思います。
これが2024年内最後の更新となります。
今年も一年ありがとうございました。
来年もよろしくお願いいたします。
コメント