高島雅之さんの『専門医が教える鼻と睡眠の深い関係
鼻スッキリで夜ぐっすり』を読み終えました。
睡眠の本、鼻の本を読むのが好きなので、
今回の本は大好物な感じでした。
知っていることも多かったですが、
知らないこともあったのでためになりました。
鼻と肺の距離が離れていて抵抗があるからこそ
息を吐ききっても肺が潰れないとか、
鼻の粘膜は普通左右のどちらかが腫れる・しぼむを
交互に繰り返していて、そのことを『ネーザルサイクル』というとか。
前半は、鼻呼吸がいかに睡眠にとって大切かが
書かれています。
睡眠時無呼吸症候群の治療に使う『CPAP』のことや
EAT療法についてなども書かれています。
私の好きな鼻うがいについても少し触れられていました。

中盤は、人生においてとても大切な睡眠について。
最近は日本人は睡眠時間が短いことがよく言われるようになりましたが、
良い睡眠を取らないと日中の生活に支障が出ますからね。
私が学生の頃はまだギリギリ『四当五落』なんて言われていましたが、
今はうそっぱちであることも分かっています。
睡眠不足はがんや肥満などにもつながることがわかっているそうです。
終盤は眠りについての Q&A です。
よく聞かれそうな睡眠についての質問に対する回答があります。
序盤に、
「大人の場合は、鼻づまりに慣れてしまっていて
本当は苦しいはずであろう症状を感じなくなっていることもあります」
という記述があります。
うそだー…と思いたいのですが、
これには心当たりがありまして…。
私がまだ18歳のとき、
初めてお付き合いした同い年の男の子がこの状態でした。
もう何年も鼻呼吸をしていない、と言われ
本当に、本当にびっくりしました。
私は風邪などを引いて鼻呼吸が妨げられると
全く寝られなくなるタイプなので、本当にショックでした。
(それが原因で別れてしまったわけではありませんが)
その後、私も28歳のときに花粉症になり、
そこからズルズルと鼻炎体質になってしまいました。
24時間点鼻薬が手放せず、
点鼻薬を忘れると生命の危機を感じるほどでした。
今は、いろいろ体質改善をして、
花粉症の時期以外はほぼ点鼻薬を使わずに生活できています。
だから、人一倍鼻呼吸にこだわるんですよね…。
口呼吸が怖いです。いまだに。
本当に鼻呼吸と睡眠は人生において大切な要素だと感じます。
息子と娘には常々「口で息しないように」と伝えています。
この本は、『家でできる鼻詰まりの解消』みたいな本ではなく、
基本的には鼻詰まりが解消されない場合は病院に行きましょう
という感じなんですが、
経験からも本当に鼻呼吸は大切だと思っているので、
それを改めて実感できてよかったと思いました。
Kindle Unlimited で読めます。
コメント