入間人間さんの『嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん 7 死後の影響は生前』を読みました。
先日の続刊です。
前回は表紙が喪服だったんですが、今回は浴衣…しかも、かわいい顔して首絞めてるし…。
相変わらずまーちゃんは不思議な子ですね。
…というか、前回はすごいところで終わってるから、この巻を読むまで気が気でなかったんですが…。
読み進めてようやくわかりました、みーくんとまーちゃんは無事でした。
お亡くなりになられたのは海老原さんだったんですね…。
まさかの急に出てきて急に亡くなった女子高生。
かわいそう・オブ・ザ・イヤーですね…。
語り部ならぬ『騙り部』として、大江家の元長女である湯女さんが登場しました。
あの『やしき』を妹の茜と脱出してから、一緒にアパートで暮らしているようです。
で、そのアパートでかつて悪ガキ4人衆だった高校生4人組が巻き起こした『事件』に、そのうちの1人のかわりに参戦しようとします。
元悪ガキ4人衆は、小学校高学年の頃に「このアパートに住んでいる、世間と隔絶された男(鶴里さん)を自分たちの中の誰かが殺して、首を切断しておくのがゲーム開始の合図。その後、このゲームに参加する意思のあるメンバーは、彼の四肢のうち1本を持参して集合する」という約束をしていたようです。
とんでもねーガキだな。
で、その約束どおりに誰かが鶴里さんを殺害したまではいいんですが、メンバーのうち3人が集まったにも関わらず、最後のメンバーである白太くんが集合しません。
それもそのはず、なぜか彼は今、まーちゃんに監禁されているため身動きがとれないのです。
そんな彼の様子を偶然知った湯女さんが、監禁されている彼は助けないものの陰ながら面倒を見つつ、彼のかわりに鶴里さんの腕を持って馳せ参じたようです。
…どんな話だよ…。
本編のほとんどは湯女さんの語りで進みます。
面白いですね、同じ作者の方が書いているはずなのに、湯女さんがみーくんを騙って(笑)いるので違和感があるなんて。
最後の方は結局急に次々と4人衆が殺されていって、犯人がすごくわかりやすくなりました。うん。
いやー、『大江湯女』って名前は、『U.N.オーエン』が元ネタだったんですねー。
気づかんかった…。
前巻にもその件あったような…? 注意力散漫か。
そういえば、あまりにも有名な『そして誰もいなくなった』ですが、遠い昔に読んだきりだったかも…。
機会があったら再読したいです。
Kindle Unlimited で読みました。
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