尾原和啓さん、伊藤羊一さんの『努力革命 ラクをするから成果が出る! アフターGPTの成長術』を読みました。
尾原さん、伊藤さんの本は初めてです。
この本、何かで「すごくいい」って紹介されていて、読んでみたいと思っていました。
ちょうど Kindle Unlimited で貸出しているのを見つけたので、ラッキーと。
最近『ChatGPT』の話題も多いですし、私自身も『Claude』という AI を便利に使っているので、その AI を踏まえた今の時代の『努力』とは何かを知りたくて読み始めました。
まず、 『ChatGPT は正解を探すツール【 ではない 】』というのは、かなり誤解をしていたかもしれないです。
「それなりに調べればなんとか正解がわかること」について尋ねて、表面上の解答しかもらえなくて、しかもしれが間違っていて…ということがあり、しかも何回かそれが続いてしまったので、ちょっと使わなくなってしまうということがありました。
その使い方は、「間違っている」とは言えないかも知れないけど、良い使い方ではないんだな、と。
それを踏まえたうえで、慣れるためにも頻繁に使うようにしたいなと思っています。
これからは「試行回数を増やせる人が成功する」とのこと。
回数を増やせば一発必中である必要はなくなりますからねー。
まぁ、試行回数を増やすための『くじけぬ心』も要求されるのかもしれないですけどね。
確かに、たくさん手を打ってその中のひとつが成功するっていう方が、気も楽ですし確率もあがりますよね。
『尖っている人材が求められる』というのは、最近のオタク趣味みたいなものに通じるような気がします。
以前読んだ『映画を早送りで観る人たち』でも、若者はオタクに憧れているみたいなことが書かれていました。
『頭の良さとは引き出しの多さと繋げる力』、確かに昔の詰め込み型の時代ももう終わって、今は自分で覚えてなくても大丈夫ですもんね…。
検索すれば出てくることを必死になって覚える必要はない、クイズ王にならないんだったら、ということですね。
同じものを見て、いろんなひらめきをすることができる人が求められる、と。
それにはやっぱりいろんな経験をしたり、試行回数を増やしたり、ということに、やっぱり繋がっていくんでしょうねー。
途中で任天堂の元社長の岩田さんの話も出てきました。
問題を小分けして自走できるぐらいの小ささにするのが肝だ、と。
まぁ、そうなんですよねー。
結局小さい方が手をつけやすいわけですし、先送りの問題もそうすることで解消されるような気がします。
樺沢先生もよく「目標は小さく」とおっしゃっていますね。
『努力の娯楽化』という言葉、なんか刺さりました。
「努力を努力と思わずに自然とできる人」「努力できるということそのものが強み」ということは聞いたことがありましたけど、確かにそういう人にとって努力は娯楽なんですね。
他の人にとっては「何であんな苦行をやるんだ」と思われるようなこと、でも自分にとっては楽しいからやる。
そういうこと、自分にはどれぐらいあるかなーって、ちょっと考えてしまいます。
孫正義さんの『飛ぶ力』については、なるほどなーと思いました。
確かに、重要な経営判断なんかは、マルバツ表をつけてメリット・デメリットを考えて、どっちにするか、みたいな決め方をしてたら、なんというか飛躍的なアイデアのようなものは出てこないような気がします。
やっぱり直感を信じて、時には無謀だと思われるようなことをやるのも必要なんでしょうね。
『AIが最後まで持てないのは『飛ぶ力』』とありましたけど、そこは人間が頑張んなきゃいけない分野なんですね。
「何かを始める時、準備を万端にしてからじゃないと始められない」となると、今の時代は取り残されてしまうみたいなので、わらしべ長者的に自分をアピールして仲間を集めて…みたいなことが…まぁできればいいんですね…。
難しいですよね…。
小さく始めていって、少しずつ大きくするっていう思考に切り替えて、試行回数を増やしていきたいです。
そういう実験の場に、『CharGPT』のようなツールを上手く使っていきたいなと思いました。
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