ひろゆきさんの『僕が若い人たちに伝えたい 2035年最強の働き方』を読みました。
ひろゆきさんの本は、以前『僕が親ならこう育てるね』と『なまけもの時間術』を読んだことがありました。
最近はよくテレビや雑誌でお見かけしますね。
…といっても、そんなにテレビを見る方ではないですが、雑誌のコラム的なものはよく読むような気がします。
導入にあった『働かない大人』の話、「なるほどなー」と思いました。
一般的には「そんな人達を参考にしてはいけない」と思ってしまうかもしれないですが、ひろゆきさんにはこの経験があったから今の彼があるわけで、そういう意味でも人生はおもしろいと思いました。
「しんどくない稼ぎ方」ということで、まー「これから一生働かなくても全然困らない人から何を学べばいいんだ…」と思わなくはなかったですが、そもそもそこにたどり着くまでの道程とか、彼の価値観や考えていることは、やはり参考になりました。
誰しも漠然とした『将来への不安』はありますよね…。
なので「だったら、将来どうなってもなんとかなると思える状態を目指せ」というのは「確かに…」と思いました。
よくいろんな『節約本』などで言われているように「月に最低限いくら稼げばいいか」がちゃんとわかっていれば、そういう不安はかなり少なくなりますもんね。
…まー、家族、特に子どもがいると、その値を見極めるのがなかなか大変ではありますが…。
「人生は「他人が決める勝ち負け」ではなく、「自分がどれだけ多くの幸せを感じられるか」で決まる」というのも、まぁ納得は納得です。
ですが、この境地には若いうちにはなかなかたどり着けないよな…と思います。
みんなが持ってるブランド物とか、やっぱり欲しくなっちゃう気持ちはあります。
もはやブランド物とかどうでも良くなった私ですが、やっぱり Switch2 はほしいです。
…抽選外れましたけど…。
あと、今の日本で iPhone が売れてるのも、大半の人にとってはその理由なんでしょうね。
ほとんどの iPhone ユーザーは、別に iPhone じゃないとできない機能なんてほとんど使ってないんじゃないんでしょうか…。
Android いいのになー。
先日、息子も同級生から「Androoid 使ってるの? ダサいね」って言われたそうです!
ついにそう言われる時が来たかー、という感じですね。
当の息子は逆におもしろがっていましたけど。
『ライスワーク』と『ライフワーク』についても書いてありました。
精神科医の樺沢先生は、これに『ライクワーク』を付け足して、よく説明されています。
今の仕事が別に『ライスワーク』でも、それはそれでいいんですよね、自分がしんどくなければ、ね。
「大卒のカードが大事」というのは、正直意外な感じがしました。
昨今は「F ラン大だったら出ないほうががマシ」的な論調だと思っていたし、ホリエモン氏なんかもそういう主張だったと思います。

でも、この本にも書かれていましたが「それを声高に言っている人たちは【 強者 】だから」と。
これ、本当にそうですよね!!!
堀江さんだって東大中退ですし、他にそう言っている人たちだっていわゆる一種の『成功者』だからこそ、そういう主張する場で発言できるわけですからね。
そして、その言葉を鵜呑みにして従ったとして、そういう人たちが責任を取ってくれるわけじゃないという…。
そもそも大卒じゃなきゃ応募できない職種もあるし、ビザが取得できないなどの弊害もちゃんと書かれていて、なるほどなと思いました。
海外に移住したいときも、大卒の肩書がないとできないことがある、というのは知らなかったです。
先日息子とそういう話題になって「ひろゆきの本に書いてあった」と上記のことを伝えたら、「ひろゆき、いいこと言うね」と言っていました。
「何目線だ」と思いましたけど、確かにそれを知れて良かったです。
「『日本人は勤勉な民族』は富国強兵のためのプロパガンダ」というのも、なるほどなと思いました。
まーそうですよねー、その方が御しやすいですもんねー。
それから、「働かざるもの食うべからず」の真の意味。
元ネタがレーニンだったとは知リませんでした!
その成り立ちも含めて、おもしろかったです。
『大卒』『英語』『コミュ力』があって、最低限の生活を成り立たせるお金が稼げれば、なんとかなるのかな、と思えてくるのはいいことなのかもしれないですね。
それには『心身共に健康』というのが大前提ですけどね。
子どもたちには、やっぱり英語をしゃべれるようになってもらいたいですね…。
わたしも、ですけど。
図らずも、最近『英語が大事』という本を何冊か読んでいたので、やっぱりちゃんと続けてみようと改めて思いました。

あとは『独学力』ですかねー。
がんばろうー。
ひろゆきさんは『僕が親ならこう育てるね』を書いているくらいなので、当然お子さんがいらっしゃると思っていたんですが、『子どもがいるかどうかは非公開』とのことでした。
「奥さんが公表しないスタンスだから」とのことですけど、まー確かに『ひろゆきの子ども』はなかなかいろんな注目を集めそうですもんね。
奥様、素晴らしいですね。
全体的にゆるい感じでしたが、とてもおもしろい本でした!
[AD]僕が若い人たちに伝えたい 2035年最強の働き方
コメント