横溝正史さんの『仮面城』を読みました。
横溝さんの小説は『黄金の指紋』以来です。

今回は短編集、4つの話が入っていました。
最初は表題作『仮面城』。
いやぁ、今回もジュブナイル感がありますねぇ。
そしてやっぱり、民間人を巻き込み過ぎなんだよなぁ…。
たまたま見ていたテレビで自分の名前を呼ばれ、その後テレビで言われた家に出向いたら…という、今では考えられないような導入です。
いやいや、せめて大人が付き添おうよ…。
しかし、『井の頭公園』って本当にいろんなモンがありますね…。
有名だからなんでしょうけど、様々な『事件』の舞台になっていますよね。
まさか、他の家までの秘密の通路があるとは(笑)!
井の頭公園、行ったことがないのでいつか行ってみたいんですよね。
ただ、遠いんですよね…。
今回のキーアイテムになっている『人工ダイヤ』というのは、『キュービックジルコニア』…のことではないんでしょうね、きっと。
本当に、本物のダイヤモンドと見分けがつかないような代物なんでしょうね。
「映画に犯人の根城が写っている」とか、「犯人の根城の入口の岩が動く」とか、本当にロマンがあります。
ワクワクしながらページをめくる少年少女の姿が目に浮かぶようです。
2つ目は『悪魔の画像』。
…金田一さんが出て来ませんでした。
しかし、今回の『トリック』ですが、これはなかなか思い切ったことをしますね…。
その道の人であれば、普通は怖くてできないでしょうねぇ。
思い出すのは、『金田一少年の事件簿』の『首吊り学園殺人事件』の例の絵、あとは原田マハさんの『楽園のカンヴァス』も近い…んでしたっけ?
「サングラスをかければ下絵が見える」というのが、ちょっとよくわからなかったんですが、絵の具が透けて見えるってことなんでしょうか…?
でも、今回もやっぱりワクワクするような話だなと思いました。
3つ目は『ビーナスの星』
なんと、こちらも金田一さんは出てきません。
最初に女の子を怖がらせていた『ストーカー』、これは完全に警察のミスでしょ…。
それくらい伝えておこうよ、かわいそうに…。
電車内で急に助けを求められるなんて、ちょっとステキな話だなと思ってしまいましたけど、本人からしてみたら毎日怖かったでしょうね。
この主人公は、横溝さんのもう一人の名探偵『由利麟太郎』のワトスン役の人とのことです。
なんだか随分スマートな人という感じがしました。
最後は『怪盗どくろ指紋』。
そして、こちらにも金田一さんは出ませんでした。
犯行現場に特徴的な指紋が残されている事件が多発し、その指紋の持ち主が当然疑われるけど…という内容の話です。
途中ででてくる逃亡劇がまたド派手でした。
というか、あそこまでやって逃がすって、完全に「待てールパンー」的な感じというか。
結果的には当たらずとも遠からず、ってな感じではありましたが。
タイトル的にも、これもジュブナイル小説っぽい感じなんでしょうか。
ここまでで『金田一耕助シリーズ』が20冊です。
で、その次の21冊目が、以前「安かったから」という理由で先に購入して読んでしまった『真説 金田一耕助』になります。

5月に入ってから、この先の22冊目からも Kindle Unlimited になったので、またしばらくしたら続きを読みたいと思います。
Kindle Unlimited で読みました。
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