マーク・フォースターさんの『仕事に追われない仕事術 マニャーナの法則・完全版』を読みました。
マーク・フォースターさんの本は初めてです。
なんだか踊りだしそうな感じの名前『マニャーナの法則』ですが(「それは『マーニャ』だろ」というツッコミ、ありがとうございます)、私にとってはとても役に立つ考え方でした。
『マニャーナ』とは、スペイン語で『明日』という意味の単語だそうです。『マニャーナの法則』は『「新しい仕事は明日やる」を基本にする仕事術』とのこと。もはや、これだけで私にとっては目からウロコモノでした。
20代からずっと、とりあえず来たものをガンガン処理していく感じで仕事をしていたので、まー「いつまで経っても終わらないな…」という感覚と常にともにいた、って感じですね…。終わったら次のものが降ってくるわけで、かといって『仕事終わってるのに、まだやってる風を装う』なんて器用な真似もできないので、仕事は次から次へとやってきます。
本当に本当に、本当に緊急な仕事はもちろんあります。例えば、自分の仕事のミスが見つかった場合とか…く、苦しい…。そんな場合は、今やってることも横においてすぐにそっちに取り掛からないといけませんが、そんな緊急なことは頻繁には起きません(と思いたいです)。多くの仕事は『翌日すみやかにやる』で OK なことが大半です。疲れてる頭に鞭打って今から根を詰めてやるより、翌日やったほうが案外早くできるものですね…。
「今日の仕事はここまで」と決めて行動したほうが、目標も生まれてメリハリがつきますし、スケジュールの見通しも、終わった後の余裕もできます。依頼したクライアントとしても、私のミスであれば速やかに修正してほしいと思うでしょうが(く、苦しい…)、自分起点で依頼した仕事であればそこまで今日中に仕上げてほしいと思うことはあんまりないと思います。自分が依頼する側だったとしても、そうだなぁ、と。
私はどうしても、「早ければ早いほどいい」とスピードに偏りがちで、確かにそれで感謝していただいたこともたくさんあるんですが、逆に恐縮させてしまったこともあります。なるほどなー、もっと早く気づきたかったかも。
今は家で仕事をしているし、フリーランスなので隙間に仕事を詰め込まれることもなくなりましたが、「今日の仕事はここまで」と決めてできた余裕で他のことができるようになりました。
本書には他にもいろんなことが書かれていましたが、あまりにもインパクトが強かった『マニャーナの法則』についての感想ばかりになってしまいました。いやー、読んで良かったです。そして実践してみて、やはり『マニャーナの法則』は正しいことがわかりました。私の場合は、ですが。気持ちの負担も減り、余裕も生まれましたねー。うん。
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