じゅそうけんさんの『中学受験はやめなさい』を読みました。
じゅそうけんさんの本は初めてです。
まー、「やめなさい」と言われても、もう2月も半ばなので辞めざるを得ないんですけどね…。
以前、『「中学受験」をするか迷ったら最初に知ってほしいこと』という本を読みました。

息子には中学受験をさせようと思っていたのですが、ある日「私立の中学って『退学』ありえるじゃん…」と気づき、中学受験をやめることにしたのでした。
(うちの息子は発達グレー児、かなりの問題児です)
その時に『「中学受験」をするか迷ったら最初に知ってほしいこと』という本を読み、今までまったく調べていなかった『公立ルート』のことを知り、少し気持ちが楽になったような気がしました。
『確証バイアス』かもしれないですけど…今回も読んでみました。
ただ…今回の本は、正直なんだか「オーバースペックだな…」と感じました。
例としてでてきているのとても優秀な方々ばかりで、「あまり参考にならないかも…」と思う部分が多かったです。
「東大に行きたい or 行ってもらいたい」というわけではないので…。
でもまぁ、読んでいていろいろ納得できることがたくさんありました。
『地方の高校だと国公立信仰が根強い』と書いてありましたが、それはまさに本当だったと思います。
私は宮城県の公立高校の出身なんですが、うちの高校では「東北大かそれ以外か」というくらい極端な感じの指導でしたね…。
「東北大受けないやつは人間じゃない」に準ずる感じの意識を持つ先生もいました。
まぁ、30年以上前の女子高なので、「できるだけ県内」「できるだけ浪人はさせない」的な考えが、学校自体の考えだったようです。
私自身は東北大なんて…2~3浪くらいすれば入れたかもしれませんが…どうかな無理かな…という感じでしたので、現役で県内の国公立の大学に進みました。
『現役』で『県内』の『国公立』だったので、卒業してから会いに行った先生からはめちゃくちゃ称賛されましたけどね…。
それまでは「こいつ、高3の8月まで部活しているよ…」的な白い目で見られていたので、手のひらクルーには驚きました。
ちなみに、その私の母校も本書のランキングに載っていたので、まぁちょっと嬉しかったです。
もう共学になってるから、あまり『母校』という気はしないですけど。
まー、『公立ルート』だと圧倒的に金額は安いですねー。
それはやっぱりかなり魅力的ではあります。
内申点の話もいろいろ書いてありました。
この間読んだ『「中学受験」をするか迷ったら最初に知ってほしいこと』には『不登校の内申点の扱いが、東京では変わるかもしれない』みたいな情報もありましたね。
どっちにしろうちの息子は内申点が取れるようなタイプの子ではないと思うので、後は仕方がないかなという感じです。
東京都内には『進学指導重点校』という物があって、全部で29校が指定されているようです(2025年2月現在)。
地元では無いので全然知らなかったです…。
なので、そういうことを知ることができたのもありがたかったですねー。
本書の後ろの方には『中学公立ルートから大学進学して有名企業に勤めてる人のインタビュー』が載っていました。
先程も書きましたが、まぁ正直あんまり参考にならなそうだな…という感じです…。
ご本人たちのもともとのスペックが高すぎて、参考にできないです…。
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