劉慈欣さんの『三体0 球状閃電』を読みました。
Audible です。
いやー、これで三体シリーズ制覇です。
感無量。
今回の『三体0』は『三体I(便宜上)』よりも前に描かれたものです。
劉慈欣さんの中に構想こそ合ったでしょうが、
まだ『三体』が世に発表されていないときのもの。
『三体』との直接的なつながりはないみたいなんですが、
登場人物が被っているんですね。
…私は Audible で聞いているので、正直気づきませんでした…。
最後の解説で言われて、「あぁ、そうか~」って。
三体シリーズは、正直登場人物の名前が全然覚えられないので
自分では気づけませんでした。
ストーリーとしては、サブタイトルにある『球状閃電』を巡る物語です。
『球状閃電』とはボール・ライトニング、いわゆる丸い雷のこと。
14歳の誕生日に両親をボール・ライトニングに殺されてしまった
主人公の陳(チェン)は、
そのボール・ライトニングに魅了され研究に没頭します。
そこで知り合った軍人の女性林雲(リン・ユン)とともに世界各地をめぐり、
ボール・ライトニングを人工的に発生させたり
武器として使用する研究を行います。
彼女に引かれつつも方向性で違いを感じ、2人は袂を分かつことに。
数年後、チェンはリン・ユンの壮大な最期を知ります。
私が無知で本当に申し訳ないのですが、
ボール・ライトニングというのは結局実在するものなんですか…?
いわゆる『オカルト』だと思ってていいの?
解説では、『マジックザギャザリング』などにも登場する、と言っていたけど…。
攻撃力がすごすぎて怖いです。
あと、『シュレディンガーの猫』。
昔 Wikipedia 巡りをしていたときに読んだことはありましたが、
『観測者が確認するまで確定しない』みたな考え方がちんぷんかんぷんで…。
なんとなくイメージはできるような気もしますが、
おバカ丸出しですみません…。
それにしても、このボール・ライトニングは
たくさんの人生を狂わせてしまうくらい魅力的なものなんですかね。
チェンの父が亡くなる直前に「夢中になれるものを探せ」
と言っていましたが、
探してたどり着いた結果がこれだと思うと、
ちょっと切ない気もします…。
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