amphibian さんの『レイジングループ REI‐JIN‐G‐LU‐P 6 告滅の蝕』を読みました。
先日の『レイジングループ REI‐JIN‐G‐LU‐P 5 聖別の獣』の続刊です。


今回は春ちゃんと『ひめさま』(この時点では『かみさま』かな)が手を握り合っている場面です。
実際は、どちらも『春ちゃん』なので、分裂する前にホムラとヒカリ(ゼノブレイド2)のようにこんなことはできないんですが、背景の首吊り松も相まってなかなかにジーンとする絵だな、と思いました。
今回でようやく『春ちゃんルート』(おおかみルート)が終わります。
長かった…!
いや、ひょっとしたら一番おもしろいルートなのかも知れないんですが、同時に一番しんどいルートでもありますよね…。
しかも今回の冒頭は、前巻でのオリジナル展開『モッチーからの手紙』に同梱されていた薬を飲んでの死亡、からです。
ゲームだと、かおりさんの要望で泰くんか義くんのどちらかを選ばなきゃいけなくて、義くん選ぶと BAD END なんですよね。
私の場合、基本的にすべて選択肢の上から試していくプレイスタイルだったので、先に義くんを試しました。
すると、陽明さん BAD END なので、次に泰くん…という感じでやっていたんですが。
この小説だと、先に泰くん(正解ルート)から選択したんですよ。
「おや? 義くんルートはやらないのか?」と思ったんですが。
前回の最後は、泰くんルートを選んでくもにより防がれて失敗、その帰り道にモッチーからの手紙を見せられる、という展開でした。
で、薬を飲んで陽明さん死亡、です。
再開した今回は、義くんルートを選んだようで、冒頭から橋本さんに攻められて(責められて?)います。
結局このルートはダメで、また泰くんに戻る…という展開でした。
ほんと、急にこういう感じになるもんですから、片時も油断できないですよねー。
そして、その後もちょっと違う展開です。
結局1回目の泰くん選択はくものガードで失敗し、次の選択のときにはかおりさんが勝手に泰くんの部屋の信を触っちゃう展開なんですが。
ゲームだと、陽明さんがすぐに「かおりさんは明日…」と話を持っていくんですが、小説では何度かそのまま宴を迎えます。
で、もちろんうまく行きません。
何度か繰り返した後、ようやく「かおりさんは明日…」となります。
ゲームだと、陽明さんのサイコパスっぷりが際立つ感じですよね(笑)。
ゲームをやっていたときに一番感心したのが、このルートの最後の選択です。
『おおかみ勝利を目指す』選択肢だと BAD END になりますが、この時の流れが驚きました。
春ちゃんが『おおかみ宣言』をしようとした瞬間に、馬宮さんが「あたしたちがおおかみよ」と先に言ってしまうしまうシーン。
いやー、こんなやり方もあるのか…! と、感動すらしました。
もちろん、相手がめー子だからこそ通じる方法ではあります。
とはいえさすがの機転、やっぱり馬宮さんは頭の良い女性ですね…。
で、結局2つ目の『ではどうするか、聞く』が正解ルートなんですが。
ここで後で出てくる第三の選択肢『突然プロポーズ』は、もちろん小説には出てきません(笑)。
出てきてほしかったような気もするんですが、確かに雰囲気的にガクッとなっちゃいますもんね。
投票で春ちゃんに決まった後も、ゲームとはちょっと違いました。
モッチーが、こんなに自分の感情をあらわにするとは。
あぁ、彼も普通の高校生の側面を持っていたんだな、と。
ゲームでは春ちゃんの死に際の笑顔がすごく悲しくて泣いたんですが、小説ではモッチーの悔しい気持ち、春ちゃんを想う不器用な気持ちがすごく伝わってきて泣きました。
小説でのおおかみルートは、モッチーをかなり見直して、かなりかわいく思うようになりました。
…まー、直後にモッチー殺しちゃったけど。
『千枝実ルート』でのモッチー死亡の悲しみっぷりを思い出してほしいわ…(笑)。
そして、ようやく、ようやく『神話ルート』です。
ここからは、今までの流れを比較的無視する形で、いろんなところに散らばっている鍵を回収しに行く作業です。
なんと、千枝実もループしていることを見抜く前に、寛造さんにおおかみをカミングアウトしています。
なかなか斬新な進み方だな、と。
で、その後に千枝実のループの話です。
これで、ようやく陽明さんに『味方』ができました。
…そうじゃないこともあるけど(笑)。
相変わらず「殺し方に、愛がなかった…」というセリフが好きです(笑)。
巻き戻りの発生が、千枝実が死んだ瞬間でも、陽明さんが死んだ瞬間でもない、ということがわかり、二人で仲良く皿永に飛び込んで、今回はおしまい。
次でラストです。
私としては、一番悲しいエンディングでした。
でも、やっぱり一番好きなんだろうなー、やっぱり。


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