レイジングループ REI‐JIN‐G‐LU‐P 5 聖別の獣

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表紙は春ちゃんです。
多分、『春ちゃん』の方です。
後ろにいる『おおかみ』は…誰なんでしょうね?

今回は、『チーム・おおかみ』の初会合を経て朝目覚めたところから、春ちゃんが陽明さんから『悪』を教わるまでのお話です。
…まだ終わらないんだよな、この『春ちゃんルート』、『おおかみルート』。
しかし、本当に不思議な状況ですよね。
ついこの間までは(いや、『平行世界』的な感じなので、時間とかは意味をなさないかもしれませんが)「いかに殺されないか」「いかにおおかみを見抜くか」に心血を注いでいたはずなのに、このルートになってからは「いかに気づかれないでひとを殺すか」に躍起になっている。
本編の陽明さんも不思議に思っているシーンがありましたが、本当に不思議です。
このルートが終わって、『キー集め』をしている最中に、寛造さんに「僕がおおかみです」とカミングアウトするシーンもありますが、今回だってこれを試してみてもいいはずなのに。
もちろん、『かみさま』への篤い信仰心もあるとは思いますが、陽明さんは休水の人間じゃないですからね。
それよりも、その場の雰囲気や同調圧力的なものなのかな、とゲームプレイ時には思いました。
以前読んだ『同志少女よ、敵を撃て』の勝戦後のシーンのような。

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『同志少女よ、敵を撃て』の勝戦後のシーン、まさに周りに囃し立てられて、普段はそんなことなんて絶対しない(と思いたい)人があんな暴挙に出ようとしたわけですから、本当に恐ろしかったです。
こういうのも『ホモソーシャル』っていうのかな…?

今回は最強の敵である橋本さんが初参戦する回でもありました。
最初に会ったときは無口な人という印象しかありませんでしたが(もちろん、「でかい」もありますが)、本当にキレッキレの頭脳とキレッキレの攻撃力の持ち主でした。
陽明さんも言っていましたが、「味方として出会いたかった」ですよね…!

千枝実がやった衝撃的なこと。
ゲームプレイ時は意味がわからなくて、「千枝実が泰くんをヤッたのか…!?」と驚いたんですが、まさか自分を、とは。
しかし、これのお陰で重大なことに気づけた…ってことですよね?
いやー、改めて、本当にすごい話だなと思いました。

小説では、匠さんと橋本さんを天秤にかけて橋本さんを選ぶ、というルートがありませんでした。その後、陽明さんの『初仕事』として、匠さんを手に掛けるシーン。
初めての殺人(本当は清之介さんをすでにやってるけど、あれはまぁ)で動揺するかと思いきや。
「特に問題ないな」
いやー、さすがです、さすがのサイコパス主人公。
問題なくないでしょう…!
私だったら、この先一生ずっと忘れられなくて、心を病んでしまうと思いますけど…。

そして。
今回の目玉といえば、『モッチーからの手紙』です。
…これって、ゲームにはないものですよね!?
本当にびっくりしました。
小説では、先程と同様に、泰くんと義くんどっちにするかーからの、義くん選んでかおりさん暴走、のシーンがなかったんです。
この巻では。(←ココ、ポイント)
で、泰くん選んで鍵がかかっててダメだったから帰るシーン。
そこで、春ちゃん(かみさま)が紙片を取り出します。
そこに書かれていたのが…モッチーの手紙です。
これ、すごい。
モッチー、すごい。
そして、モッチー、毒殺魔じゃん(笑)。
春ちゃんが飲まなくてよかったね…。
というわけで、まさかの『ゲームにはないデッドエンド』で、この巻は終わったのでした。
いやー、やっぱりおもしろいですね、本当に…!

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さちこ

40代2児の母。2011年からフリーランスやってます。東京の東の方在住。
第一子が発達グレー男児で、彼が将来彼の妹に迷惑かけずに生きていけるよう、日々奮闘中です。

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