amphibian さんの『レイジングループ REI‐JIN‐G‐LU‐P 4 蠱毒の宴』を読みました。
先日の『レイジングループ REI‐JIN‐G‐LU‐P 3 生贄の蛇』の続刊です。


表紙は李花子さんのみです。
この段階では、主人公の陽明さんだって一人の表紙がないのに、破格の扱いですね…。
まー、次の巻からはしばらく春ちゃんばっかりになりますが。
今回は、『李花子さんルート』(へびルート)で、春ちゃんと馬宮さんがログアウト(馬宮さんは薄く広げられる)したところから、『春ちゃんルート』(おおかみルート)で初めて『神様』と会うところまでです。
なので、とりあえず李花子さんとハッピーエンドになったはずなのに、しばらくして戻ってきたら休水がとんでもないことになっていて、陽明さんが能里さんにチョップ(柔らかい表現)してのエンディングを迎えています。
…ここ、本当に意味がわかりませんでしたねー…。
陽明さんの絶望も、半端なかったでしょうね…。
たしかに、以前の『千枝実ルート』とはまったく違う展開になったものの、そして今回のルートではその千枝実とは敵対してしまったものの、それでも一応の『ハッピーエンド』になったはずだったのに。
これでダメならどうすればいいんだ、と私も途方に暮れました。
…しかし、ここも最後までやった後振り返れば、「なるほどな」と唸らざるを得ないです。
なんせ、陽明さんがめー子を連れて休水を一旦後にした時点で、生きていたのは泰くん、義くん、寛造さん、匠さん。
全員『男性』なんですもんね…!
それに気づいたとき、本当にゾワッとしました。
こいつ…! と。
いきなり『機知エンド』まで突っ走ってしまいましたが、そこに至るまでにもたくさんたくさんありました。
一番のハイライトは、やっぱりかおりさんの捨て身の告発でしょうか。
あのやり方は、本当に衝撃的でした。
まー、子どもたちを守りたいと願うかおりさんじゃないとできない方法かもしれませんが…。
ただ、それすらもおおかみたちに利用される結果となってしまいましたが。
かおりさん、浮かばれないよね…。
そうそう、先日1巻について書いたとき、『独自フォント』の話題も挙げました。

そこで、「『おおかみルート』でのかおりママからの手紙と、モッチーからの手紙が独自フォントになっている」と書きましたが、このときのかおりさんから泰くん、義くんへの手紙も独自フォントになっていました。
やっぱり、ここは Kindle 読み上げでは読み上げてくれないんですよねー。
李花子さんの身を挺した看病もありました。
看病シーンは挿絵付き。
でもなんだろう、ゲームの絵よりもエロさが抑えられているような気がしました(笑)。
李花子さんの顔がそんなに紅潮していないから、かな?
久々に千枝実とラップバトルで絡んだものの、「今回は君ではない」と言わんばかりの連れない仕草でしたね。
まー、陽明さんもわざとぐちゃぐちゃにしようと混ぜっ返しているわけではないわけで。
別にどっかのエロゲ主人公のように、進んで全員に唾つけようと思っているわけじゃないですからね。
そこまで不誠実だとは思いませんでしたが、ちょっとさみしさはありました。
『李花子さんルート』のクライマックスでは、陽明さんと李花子さんのキスシーン(見物人: 匠さん、めー子)がありますが、その挿絵もありました。
匠さん…愛する人を失ったばかりだというのに…いい人ですね、本当に。
今回のこのルート、公式では『機知ルート』なんですよね。
『既知』ではなく『機知』。
とっさに機転を働かせる、的な意味の方です。
陽明さんがいろいろ機転を利かせてせっかく切り抜けたというのに…。
そして。
次はいよいよ『春ちゃんルート』、別名(?)『おおかみルート』です。
ゲームをやっていたときも、「いやいやいや、やっぱりこのルートあるんかい…!」とビビりながらやっていました。
まー、せっかくの『人狼』なので、このルートはあったほうがいいんでしょうけどね…。
本当に、本当に気が重かったです。
(別に、誰かに強制的にやらされているわけではない)
この小説とゲーム、基本的には同じ感じで進んでいきます。
ただ、この『春ちゃんルート』については、ゲームと小説だと結構違ったな、という印象でした。
もちろん、大枠の流れは変わっていないんですが…。
驚いたのが、例の『パンツマン』騒動のとき。
ゲームだと、春ちゃんが「変態変態」言い残して去っていって、そのあと李花子とめー子、それから返り血を浴びた千枝実、からの霧、という流れでした。
それが、若干変わっていました。
春ちゃんが出ていくところまでは一緒なんですが、その後ちょっと時間を置いてから、陽明さんが春ちゃんを追いかけるんですよね。
で、春ちゃんはまだ山の中で悶えていました。
声を掛けるタイミングを逸した陽明さんが草陰から覗いていると、春ちゃんがとってもでっかい声で悶えながら陽明さんを「あんなにかっこいい人」呼ばわりしているシーンを目の当たりにしてしまうんですよ…。
これは…いい改変じゃないですか…(笑)。
春ちゃんのツンデレっぷりが一気に伝わってきて、一瞬で彼女を愛らしく思えるようになりますねー。
ちなみに、必殺『人間バナナ』シーンの挿絵もあります。
ゲームのときの陽明さんの股下からのアングルとは違った、なかなか神々しい1枚です。
でも。
そんなおもしろシーンがあったとしても。
結局は『おおかみルート』なんです。
この夜はおおかみ3人が顔を合わせ、『神様』との初対面を果たします。
全ルートのなかで最も気が重い話が、始まってしまいますね…。


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